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クリニック開業時における調剤薬局の活用方法 その参

2017/01/30

 

皆さん、こんにちは。

株式会社エム・クレドの代表取締役の鈴木慎一です。

 

第1回めは院内処方、院外処方について、

第2回めは開業時の調剤薬局の活用方法について

お知らせしました。

 

第3回目の今回はさらに1歩進んで、

クリニック開院前にどのように調剤薬局と関わるべきかについて

考察してみます。

 

物件を選ぶ際に調剤薬局を活用しましょう!

ご自身で土地、建物などの不動産をお持ちでない場合は、

それぞれの先生方のバックグラウンドによって

開業地の選定をする事となりますね。

 

競争が激化しつつある昨今、

いかにして優良物件に出会うかは

開業成否の分かれ目と言っても過言ではありません。

 

その為には開業場所と考えるエリアのマーケット、

特に医療ニーズを分析する事が最重要であり、

最優先に取り組むべき事項であります。

 

これは単にマーケットを分析すれば良いというものではなく、

住民気質、街の雰囲気、医療環境などの情報を直接仕入れることで

医師自身が望むクリニックの理念と当該エリアがマッチするかどうかを

自身の目と耳、肌で感じ取り、吟味する必要があると思います。

 

その際には地域住民から直接ヒアリングする事がベストですが、

これはそう簡単ではありませんよね。

 

だからこそ私は薬局、または薬剤師から

聞き取りをすることを強くおススメしたいのです。

 

なぜなら地域の医療情報、競合環境などについて、

常にアンテナを張り巡らせてリサーチしており、

地域の健康ステーション機能を担っている薬局は

患者からの生の声を直接聞く事が多いからです。

 

過不足な診療科目や

競合クリニックの患者からの評判などを聞き取ることで、

開業地の選定のみならず開業戦略の参考にもする事が可能となります。

 

ひとつだけ注意して頂きたいのは、

この時点で医師が個人情報を明かすという事には

慎重には慎重を期して欲しいです。

正直、あまりメリットはなく、

むしろデメリットの方が大きいです。

 

やはり担当のコンサルタントを通して確認をするか、

一緒に同行してもらうかなどするのが良いと考えます。

 

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医薬品卸業者も活用しましょう!

その他、調剤薬局の他に地域情報が確認できる人たちとして

医薬品卸業者があります。

 

従来から医薬品卸業者の担当者による導きで

開業する医師も少なくないですが、

センスのある担当者であれば

非常に良い物件情報を抱えているケースもあり、

各地域の医療情報は計り知れないほどに持っているので

相談者として利用してみるのも良いと思われます。

 

ただ開業希望エリア内に、

その卸業者が強いシェアを獲得している競合医院がある場合は、

まだ入り込む余地がある医療ニーズだとしても

正確な情報を出してこないケースも見受けられますし、

情報配信に消極的な場合もあり得ます。

 

また当然ながら調剤薬局は医薬品卸業者とのパイプが強いです。

ところが調剤薬局にしても、医薬品卸業者にしても、

クリニックの開業のノウハウを豊富に持っている企業は

少ないであろうことは述べておきたいと思います。

 

筆者のように調剤薬局を展開しながら

開業支援を行っている企業もいくつかあるので、

そういった専門的なノウハウを持つ企業であれば

積極的に活用してもいいでしょう。

 

ただしここでも注意が必要なのが、

自社物件のみを薦めてくる企業には気を付けましょうという事です。

 

やはり自社物件のみならず、

他社の物件も正当に評価して

本当に良い物件を薦めてくれる企業なり、

担当者とタッグを組めると心強いですね。

 

開院前の事前告知の協力もお願いしましょう!

開業物件が決まり、

ある時期となれば事前告知も有効となります。

 

その際には、自院のパンフレット、リーフレット、チラシなどを

近隣薬局に置いてもらうなどしてご挨拶をしておけば

口コミの発生源ともなり、

場合によっては患者をご紹介してくれるケースもあるでしょう。

 

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調剤薬局の応対も厳しくチェックしておきましょう!

院外処方の場合は、

患者が最終的にコンタクトをするのは調剤薬局となりますので、

薬局のスタッフの対応如何によっては、

クリニックの集患にも影響を及ぼす事が想定されます。

 

特に薬剤師は個々のスキル、ホスピタリティはまちまちですから、

資質レベルの高い薬剤師が在籍しているかは要チェックポイントです。

 

安心できる薬剤師の存在は

クリニックにとっても非常に有難いですね。

 

患者がクリニックに感じる評判も、

好感、批判ともに薬局で口にすることが少なくなく、

薬剤コンプライアンス情報以外にも

様々な情報をフィードバックして貰えるように

良い連携、関係性を構築しておくと良いでしょう。

 

 

次回その四では、

クリニックの開院前に調剤薬局に

事前確認しておくべきことを情報提供する予定です。

 

 

アドバイザー

株式会社エム・クレド 代表取締役 鈴木 慎一

鈴木 慎一(すずき しんいち)

 

・医師・歯科医師の開業支援
 クリニックモールの開発・

 企画コンサルテーション
・医業経営マネージメントサポート
・医療機関のための接遇支援
・医療機関のための集患増患支援
・調剤薬局の開設支援
 
TEL:03-6214-0128

mail:suzuki@m-credo.co.jp
HP:http://www.m-credo.co.jp/ 

   ニッポンの社長

 

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