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クリニック開業時における調剤薬局の活用方法 その四

2017/02/03

 

皆さん、こんにちは。

株式会社エム・クレドの代表取締役の鈴木慎一です。

 

第1回めは院内処方、院外処方について、

第2回めは開業時の調剤薬局の活用方法について、

第3回目は開院前に調剤薬局とどう関わるべきかについて、

お知らせしました。

 

第4回目の今回は

クリニックの開院前に調剤薬局に

事前確認しておくべきことを考察してみます。

 

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そもそもクリニックにとって調剤薬局とは?

元来、医療機関と保険調剤薬局が密接に関わることは

タブーとされていますね。

 

しかしながら実際の現場では、

医療機関と薬局、

医師と薬剤師が密接に連携しなければならない場面は多いです。

 

院外処方を前提に開院するのであれば、

薬局、薬剤師とある程度の協力関係を保つことは

開業医にとっても必要であります。

 

とは言え、すべての薬局、薬剤師が

医師の求めるスキルに対応できるかは疑問です。

ではどのような事を確認しながら関係性を作れば良いでしょうか?

 

医薬分業が当たり前で、

面分業も割と広がりつつある都市部及びその近郊であっても、

患者は医療機関での診察の後

すぐにでも近くの薬局で薬を受け取りたいのが心情です。

地方郊外であれば尚更強い願望があると思われます。

 

まずは自院の診療日や診療時間に対応した

開局体制を敷いてもらえるのかを確認したいですね。

 

日曜・祝日を診療日とした場合の営業日変更や、

1日の診療終了が長引いた場合などに

自院からの処方箋を持った患者がその日の内に

薬を受け取れる環境を整えてもらう必要があります。

 

急患の対応時や、

普段より診察時間が長引いてしまった時に、

すでに薬局の照明は落ちていた…なんて笑えない話しです。

 

医師会に入会すれば、

休日当番も交代制で任されることになりますが、

それも同様に対応して頂きたいと要請したいところですよね。

 

患者にとって医療を受けるエンドポイントとなる

薬局での対応如何によっては、

クリニックにも影響を及ぼすことがあります。

これは良い方向にも、悪い方向にも働くんですね。

 

処方をする医師にとっても、

自院の患者がどこの薬局、薬剤師に寄り、

どのような説明を受けてから薬を服用しているのか、

気になる部分でもあるでしょう。

 

薬の説明の内容もある程度はリンクしておき、

患者に無用な誤解を生じさせないように

それなりのコンセンサスを取っておくことも必要と思われます。

 

製薬メーカーの院内勉強会などに

薬剤師と一緒に参加するのも良いでしょう。

要は職員同士も含めて日頃からコミュニケーションを

取っておくことが肝要という事であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

在宅診療とジェネリック薬品への対応は?

国の医療の方向性としては、

入院から在宅へ、ジェネリック薬品の利用促進の

2つの大きな流れがあります。

 

益々増えつつある在宅医療について

居宅への訪問対応を薬局、薬剤師が行ってくれるのか?

 

ジェネリック薬品の促進については一般的に医師からすると、

未だ躊躇している傾向もあります。

 

しかしジェネリック薬品の使用の如何によっては

個別指導の対象となったり、

保険点数で不利になることもあるようです。

 

ジェネリック薬品を望む患者も増えていますので、

ケースバイケースにはなりますが、

ジェネリック薬品の処方を促進していく手立てを

薬局、薬剤師と擦り合わせて準備するのも良いでしょう。

 

スキルが高く、センスのある薬剤師であれば、

患者にとっても、医師にとっても、

良いアドバイスをしてくれると思います。

 

最後にお断りしておきますが、

筆者の申し上げる医療機関と調剤薬局、

医師と薬剤師との密接な関わりとは

あくまでも患者を通じての医療提供であり

経済的、労務的な関わりではない事はない事を

述べておきます。

 

 

次回は、開業予定地を決める際に

調剤薬局からいかにして情報を集めるかについて

お送りする予定です。

 

 

アドバイザー

株式会社エム・クレド 代表取締役 鈴木 慎一

鈴木 慎一(すずき しんいち)

 

・医師・歯科医師の開業支援
 クリニックモールの開発・

 企画コンサルテーション
・医業経営マネージメントサポート
・医療機関のための接遇支援
・医療機関のための集患増患支援
・調剤薬局の開設支援
 
TEL:03-6214-0128

mail:suzuki@m-credo.co.jp
HP:http://www.m-credo.co.jp/ 

   ニッポンの社長

 

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