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クリニック開業時における調剤薬局の活用方法 その五

2017/02/08

 

皆さん、こんにちは。

株式会社エム・クレドの鈴木慎一です。

 

数回に渡って

「クリニック開業時における調剤薬局の活用方法」シリーズとして

実務面での調剤薬局との賢い付き合い方について述べてきました。

 

今回は物件情報収集に欠かす事ができない

薬局企業の存在についてお話しいたします。

 

開業地をどのように選定すべきか?

開業地を決めるに当たっては、

まずどのような形態で開業するのかを決めておく必要があります。

 

自己所有の不動産があれば話しは別ですが、

都市部近郊では賃貸テナントでの開業が一般的です。

地方都市の場合は土地購入による

戸建て開業スタイルも選択肢としてありますが、

なかなか都市部では取りずらい選択肢ですね。

 

いずれにしても開院してすぐの集患力が期待できる

医療マーケット(市場性)の場所(物件)を

選んでいく事が最優先となります。

 

その為にクリニックのコンセプトであったり、

経営方針、営業戦略を練り上げる必要があるのです。

 

つまり良質な物件を見つけられるかどうか?

開業準備のスタートはここからであり、

物件の良し悪しこそが成功の鍵になると言っても

過言ではありません。

 

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薬局経営者は、

常日頃から開業物件情報のアンテナを張っています。

 

実際に調剤薬局経由で開業する医師が一定数いらっしゃる事は

今も昔もほとんど変わりませんね。

 

しかし、薬局サイドから見ると、

今はクリニックとのマンツーマン型での薬局出店は

非常に厳しくなっており、かなりシビアであります。

 

よって昨今では複数の医療機関と連携が図れる

そういった物件自体を計画する方向に動いていますね。

これが開業ブームの火付け役ともなった

医療モールの原点です。

 

医療モールで開業する!?

医療モールについては賛否両論あるでしょうし、

これはメディカルビル、メディカルビレッジなども同様でしょう。

 

しかし開業する医師にとっても、

また利用する患者にとっても、

メリットは大きいために、

医療モールでの開業は今でもなお有効な選択肢になっています。

 

医療モールの物件情報はインターネットで検索してみると

かなりの件数があり、豊富に入手する事が可能です。

 

こうした物件は、

実は薬局が入居する医師を前倒しで見込み、

先行して押さえているというケースがほとんどなのです。

 

最近では筆者のように医療モールの企画開発と同時に

医師の開業を支援、サポートできる薬局も増えつつありますから

開業相談の相手として利用する事は大いに意味があります。

 

開業する医師のみならず、

自らも薬局として出店するのですから

当然ながら真剣な対応がされるのです。

 

しかしご注意頂きたいのは、

医療モールだからといって安心して良い訳ではないという事です。

 

マーケティングや賃貸条件が

しっかりとしたコンセプトのもとに

企画立案されている物件でないと後々痛い目に合ってしまいます。

 

賃料などの入居条件が著しく厳しい物件は、

オーナー側(建築側)が主導権を握っているケースが多く、

薬局は単なるテナントであり

医師にとって頼みの存在にはなりえない場合もありますから、

この点は要チェックポイントといえます。

 

やはり開業する医師の視点で企画化されているのかどうか?

ここの善し悪しが、開院後の医業経営に大きな影響を与えますから、

順調な経営の推移の為にも慎重な判断が必要ですね。

 

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また開院すると医師は孤独になりがちです。

事業が上手く軌道に乗れば乗るほどに不安要素は薄くなりますが、

反比例するかのように経営上の悩みは何かと多くなるものです。

 

経験豊かな薬局企業の経営者なり、担当者がいれば、

そんな悩みの解決や、糸口を切り開いてくれる事もあるでしょう。

院長の相談相手として頼れる存在になり得るのです。

 

医師(医療機関)と薬剤師(薬局)は、

主従の関係と見られがちですが

今は時代が違います。

 

垣根を越え、共存共栄の意識を持ち、

円滑な連携をすることで

地域に良質な医療サービスを提供できるのではないか?

私は常々そう考えております。

 

 

次回は最終回となります。

クリニックの開院時に調剤薬局どう活用するかシリーズ。

どうぞお楽しみに!

 

 

アドバイザー

株式会社エム・クレド 代表取締役 鈴木 慎一

鈴木 慎一(すずき しんいち)

 

・医師・歯科医師の開業支援
 クリニックモールの開発・

 企画コンサルテーション
・医業経営マネージメントサポート
・医療機関のための接遇支援
・医療機関のための集患増患支援
・調剤薬局の開設支援
 
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   ニッポンの社長

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