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3分で変わる!ラジオ体操の効果

2018/04/15

 

*当記事は「医者と学ぶ心のサプリ」から許可を受けて転載しています。

 

3分で変わる!ラジオ体操の効果

 

みなさんも子供の頃にラジオ体操をされたかと思います。

懐かしのメロディーを聞くと、

自然と体が動く方も多いかと思います。

 

このラジオ体操ですが、

実はとても考え込まれているのです。

3分ちょっとの間に、必要な全身運動をまんべんなく行えるのです。

このため、仕事による腰痛やVDT症候群なども予防効果があります。

 

ここでは、そんなラジオ体操に関して、

お伝えしていきたいと思います。

 

医師ラジオ体操

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.ラジオ体操の歴史

国民の健康のために練り上げられた体操です。

ラジオ体操はもともとアメリカで1922年からはじまりました。

 

この健康増進効果に注目して、

アメリカの生命保険会社が広告用にラジオ体操を作りました。

 

これに注目した日本の役人が、

昭和天皇の即位を祝う事業として開始したのが

日本のラジオ体操のはじまりです。

 

「国民保険体操」として、

1928年から放送がはじまりました。

当時はテレビがなかったので、

郵便局員が振付を全国に伝えてまわりました。

 

戦時中に一時中止となりましたが、

戦後に復活を望む声が強く、

当時の専門家25名が集まって練りに練ったのが今のラジオ体操です。

 

現在のラジオ体操は、実は3代目になります。

戦後のどん底の中でつくられたラジオ体操です。

劣悪な環境の中でも少しでも国民の健康につながればと、

願ってつくられた非常にまっすぐな思いのこもった体操なのです。

 

1953年から、全国を指導者がとびまわって

ラジオ放送をする番組がはじまりました。

これが今のラジオ体操放送です。

いまや夏の風物詩ともいえますね。

 

ラジオ体操は、昔から2種類ありました。

「ラジオ体操第一」は、

子供からお年寄りまで一般の人が誰でもできることを目的とした体操です。

 

一般的にラジオ体操といえば、

この第一を指すことが多いと思います。

 

「ラジオ体操第2」は、職場向けに作られた体操です。

身体をきたえて筋力を強化することにポイントをおいていて、

メロディーのテンポも速く、運動量も多いです。

 

1999年からは、「みんなの体操」というのが作られました。

年齢や性別や障害に関わりなく体操ができるのを意識して作った体操です。

 

立位と座位の2通りの方法で体操ができるようになっています。

高齢者にも負担が少ないようにと、

ラジオ体操第一に比べても運動量が抑えられています。

 

2.ラジオ体操の流れと目的

起承転結の流れの中で、

人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組み合わせています。

 

ラジオ体操は、たった3分ちょっとの間に、

体をまんべんなく動かすために必要な運動が網羅されています。

しかも流れがちゃんとあって、

起承転結を意識して組み合わされています。

 

ラジオ体操第一は13個の運動を組み合わせています。

まずは肩甲骨や腕など、

動かしやすい部分から運動をはじめていきます。

 

少しずつ動きを大きくして腰の運動を3つ行い、

上下に伸びや太ももの裏を伸ばします。

身体が柔らかくなったところで全身を大きく回します。

 

その後、有酸素運動のジャンプを入れて、

手足の基本的な動作に戻していき、

深呼吸して心身を整えて終わります。

 

それぞれの運動には意味があります。

その意味を意識しながら運動を行っていくと、

運動効率はずっと高まります。

 

基本的にはダラダラ行っては意味がありません。

テキパキ行いましょう。

 

ラジオ体操の効果

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実際の動きと細かな注意点は、
ラジオ体操第一の正しいやり方(かんぽ生命)
をご覧ください。

 

3.ラジオ体操の職場での効果

腰痛やVDT症候群の予防に、

部署でのラジオ体操はお勧めです。

 

身体をつかう職場では、

ラジオ体操をみんなで行う職場もあるかと思います。

 

しっかりとラジオ体操を行うことは、

全身をつかった準備体操になりますのでとても効果的です。

それだけなく、ラジオ体操はオフィスでも有効です。

 

ラジオ体操はダイナミックストレッチといって、

筋肉や脳への血流がよくなります。

 

このため、身体の動きが活発になるので頭もさえてきます。

デスクワークの作業の中で腰痛になる方や、

パソコンと睨めっこの業務でVDT症候群になる方も増えています。

このような対策としてもラジオ体操の運動はとても有効です。

 

もし部署の中で腰痛や頭痛になる方が多ければ、

始業の際にラジオ体操を行うのもひとつです。

 

昼に眠そうな人が多いときは、

昼休み明けにラジオ体操をみんなで行うのもひとつです。

午後の作業効率がまるでかわってきます。

 

一人でやると恥ずかしいですが、

仲間がいれば大丈夫です。

同僚や部下をぜひ誘ってみてください。

 

もしみんなでラジオ体操を行う余裕がなかったら、

身体を動かすだけでも大きく違います。

 

肩が凝ってきたり姿勢が悪くなってしまったら、

イスに座って背伸びをしたり、

肩を回したりするだけでも違ってきます。

みなさんも意識してくださいね。

 

また、ラジオ体操は想像以上にカロリーを消費します。

ラジオ体操を15分程度行ったとすると57kcalの消費になります。

 

これは、速いペースのウォーキングと同じ消費カロリーになります。

ですから、時間をかけてじっくり取り組むと、

カロリーをしっかり消費できるのです。

ウォーキングに比べていろいろな筋肉を使いますので効果的ともいえます。

 

まとめ

ラジオ体操は、国民の健康のために練り上げられた体操です。

 

起承転結の流れの中で、

人間の体をまんべんなく動かすために必要な運動を組み合わせています。

 

腰痛やVDT症候群の予防に、部署でのラジオ体操はお勧めです。

 

 

 

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