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アレグラの先発品・ジェネリック・市販薬の比較

2019/03/17

 

*当記事は「医者と学ぶ心のサプリ」から許可を受けて転載しています。

 

アレグラの先発品・ジェネリック・市販薬の比較

 

アレグラは、花粉症治療薬としてよく使われているお薬です。

第二世代抗ヒスタミン薬に分類されていて、

アレルギー症状を抑えてくれる働きがあります。

 

アレグラは、錠剤としては30mgと60mgの2つ剤形が発売されています。

それ以外にも、小児用にドライシロップやアレグラOD錠も発売されています。

 

アレグラは発売から年月もたっているので、

フェキソフェナジン錠というジェネリック医薬品が

2013年より発売となっています。

 

さらにアレグラは、

市販薬としてアレグラFXも発売されています。

 

ここでは、アレグラの先発品・ジェネリック・市販薬との違いについて、

薬価や効果・副作用を比較していきたいと思います。

 

花粉症アレグラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1.アレグラの用量・用法

成人の場合は、アレグラ60mgを1日2回内服します。

アレグラが最もよく使われるのは、

花粉症の治療薬としてでしょう。

 

正確にいうと、

花粉に対するアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎です。

 

その他は蕁麻疹、湿疹・皮膚炎、皮膚そう痒症、

アトピー性皮膚炎に伴うかゆみなどで使われることがあります。

 

これらの皮膚の病気は、

ヒスタミンが発生することでかゆみが認められます。

これを抑える目的でアレグラが使われることがあります。

 

内服方法としては、

  • 成人:アレグラ60mgを1日2回内服
  • 7歳以上12歳未満の小児:アレグラ30mgを1日2回内服
  • 2 歳以上7 歳未満の小児:アレグラ30mgを1日1回(ドライシロップ0.6 g)
  • 6 ヵ月以上2 歳未満の小児:アレグラ15 mg を1日2 回(ドライシロップ0.3g)

 

2.アレグラの薬価比較
 (先発品・ジェネリック・市販薬)

薬価としては、

ジェネリックでは先発品の4割ほどになっています。

 

3か月治療したとして診察料も含めた費用を比較すると、

先発品と市販薬では同じ、

ジェネリックでは2000円ほど安価になります。

 

まずはアレグラの薬価をみていきましょう。

 

<先発品>

商品名 剤形 薬価 3割負担
アレグラ錠 30mg 51.1円 15.3円
アレグラ錠 60mg 64.9円 19.5円
アレグラOD錠 60mg  64.9円 19.5円
アレグラドライシロップ  5% 122.1円/g 36.6円/g

 

<ジェネリック(後発品)>

商品名 剤形 薬価 3割負担
フェキソフェナジン錠 30mg 14.1~26.7円 4.2~8.0円
フェキソフェナジン錠 60mg 29.4~34.4円 8.8~10.3円

 

<OTC医薬品(市販薬)>

商品名 剤形 価格 1錠あたり
アレグラFX 60mg14錠 1314円 93.9円
アレグラFX 60mg28錠 1886円 67.4円

 

成人の場合、アレグラは60mgを1日2錠服用します。

これをもとに、28日間の自己負担額で比較してみましょう。

 

  • 先発品:1090円
  • ジェネリック:494円
  • 市販薬:1886円

 

このように計算してみると、

圧倒的にジェネリック医薬品の負担が少ないですね。

 

しかしながら病院でお薬をもらうとなると、

初診料や処方箋料などが必要になります。

 

自己負担額は初診では1010円、

再診では570円になります。

 

花粉症の治療を3か月行ったとすると、

診察料で2150円となります。

 

これを踏まえて比較してみましょう。

 

  • 先発品:1090×3+2150=5420円
  • ジェネリック:494×3+2150=3632円
  • 市販薬:1886×3=5658円

 

このようにして比較してみると、

市販薬は先発品と同等になると思います。

 

ジェネリックだと薬価が4~5割ほどになるので、

全体的にみても2000円ほど安価になります。

※2016年4月時点での薬価です。

 

3.アレグラの効果と副作用の比較
 (先発品・ジェネリック・市販薬)

先発品・ジェネリック・市販薬の効果と副作用は、

大きな違いはないと考えられます。

 

アレグラをジェネリックや市販薬にするか悩んでいる方は、

効果や副作用が同じかどうかが気がかりだと思います。

 

この点について考えていきたいと思います。

 

まずジェネリック医薬品ですが、

有効成分は先発品とまったく同じものを使っています。

 

ですから、効果や副作用の大まかな特徴は同じになります。

先発品とジェネリック医薬品の違いは、

薬を作るときの製造技術です。

 

ジェネリック医薬品を作る時に求められるのは、

薬の吸収・排泄と安定性の2つが先発品と同等であることです。

 

もちろん多少の誤差はありますが、

実際に930のジェネリックと先発品を比較すると、

最大血中濃度では4.61±3.41%の差しかなかったと報告されています。

ほとんど同等といってよいかと思います。

 

アレグラは眠気などの副作用がとても少なく、

そのかわりに効果もマイルドな抗ヒスタミン薬です。

ジェネリックにすることでの差は、

あまりないと思われます。

 

アレグラの市販薬は、

正式に発売されているのはアレグラFXのみです。

 

このお薬は、販売元は久光製薬です。

嵐の大野さんのCMが盛んに流れていますので、

アレグラFXは久光製薬の商品に見えるかと思います。

 

実は製造元は、

先発品と同じサノフィ株式会社になります。

先発品と同成分・同効能と考えて問題ありません。

 

アレグラFXは第一類医薬品に指定されていて、

市販薬の中では取り扱いが厳しい部類です。

薬剤師が必ず説明しなければ販売ができないお薬となっています。

 

市販薬で気を付けていただきたいのは、

海外のジェネリック医薬品を販売している通信販売業者です。

 

海外のジェネリックは日本とは基準が異なることもあります。

市販薬で購入するならば、アレグラFXにしてください。

 

4.アレグラの市販薬(アレグラFX)で
  大丈夫な方とは?

過去にアレグラを使っていても大丈夫だった方で、

アレグラで症状をしっかりコントロールできている方は市販薬で大丈夫です。

 

ここまで、アレグラの先発品・ジェネリック・市販薬の比較をしてきました。

  • 薬価はジェネリックを使うのが3か月で2000円安い
  • 効果や副作用はほとんど変わらない

 

それでも、

「ちょっと高くても病院に行く時間がないから市販薬がいい」という方も

いらっしゃるかもしれません。

 

医師としては病院にかかって治療を受けていただきたいのですが、

市販薬でも大丈夫な方について

お伝えしていきたいと思います。

 

花粉症の治療で大切なことは、

アレルギー症状をしっかりと抑えることです。

 

アレルギー症状を中途半端に引き起こしてしまうと、

少しずつアレルギーが酷くなってしまいます。

ですから、症状をしっかりとコントロールをした方がよいのです。

 

アレグラが市販されているのは、

眠気などの副作用が非常に少ないためです。

 

安全性の高さから、アレグラは市販されているのです。

そのかわり、効果に関しては抗ヒスタミン薬の中でもマイルドです。

患者さんによっては、

アレグラでは不十分という方がいらっしゃいます。

 

また、アレグラは副作用が少ないといっても、

中には眠気などの副作用が認められる方もいらっしゃいます。

 

はじめてアレグラを使う時は、

医師と相談しながら身体に合うかどうかを確かめた方がよいです。

 

このことを踏まえると、

アレグラの市販薬(アレグラFX)を使っても大丈夫な方とは、

  • 過去にアレグラを使っていて大丈夫な方
  • アレグラで症状をしっかりとコントロールできている方

になります。

 

この2つがクリアできている方は、

アレグラの市販薬で問題ないといえるでしょう。

 

5.アレグラの剤形比較
 (OD錠・ドライシロップ)

アレグラOD錠とドライシロップが発売されていますが、

どちらも服用後しばらくしてからの苦味が難点です。

 

アレグラには、錠剤以外にも剤形があります。

アレグラOD錠とアレグラドライシロップです。

どちらも錠剤を飲みこむことが難しい方のために作られました。

 

アレグラOD錠とは、

口の中で溶けるタイプの錠剤です。

 

普通の錠剤と比べて、大きいです。

アレグラOD錠ではバナナ味の味付けになっていますが、

服用してしばらくすると苦味が出てきます。

このため、あまり処方されることはありませんでした。

 

子供が飲みやすいようにと、

2015年からドライシロップが発売されました。

 

白い顆粒で、そのままなめるとストロベリーの味がします。

残念ながら、こちらもしばらくすると苦味が出てくるので、

水で飲みこんだ方がよいでしょう。

それでもOD錠よりは、お子さんに飲ませやすいです。

 

まとめ

成人の場合はアレグラ60mgを、

1日2回内服します。

 

薬価としては、

ジェネリックでは先発品の4割ほどになっています。

 

3か月治療したとして診察料も含めた費用を比較すると、

先発品と市販薬では同じ、

ジェネリックでは2000円ほど安価になります。

 

先発品・ジェネリック・市販薬の効果と副作用は、

大きな違いはないと考えられます。

 

過去にアレグラを使っていても大丈夫だった方で、

アレグラで症状をしっかりコントロールできている方は市販薬で大丈夫です。

 

アレグラOD錠とドライシロップが発売されていますが、

どちらも服用後しばらくしてからの苦味が難点です。

 

 

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