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“夢を諦めなくていい未来”へ向けての一歩を・・・

2019/05/07

 

*この原稿はMRIC by 医療ガバナンス学会の許可を受け転載しています。

 

フリーアナウンサー・“ゆめ旅KAIGO!2020”メンバー
町 亞聖

 

2019年4月17日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

 

バリアフリー社会ユニバーサル社会

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歩いて数分のところに咲く桜を

見に行けない現実があるのをみなさんはご存知ですか?

 

要介護の高齢者の数は約630万人。

施設で過ごされている方や1人暮らしをしている高齢者の方で

車椅子を利用しているなど移動に支援が必要な人は

「外出したい」と思っても、

周囲に迷惑をかけてしまうという理由から

外出を諦めざるを得ない状況に置かれています。

 

2020年にパラリンピックが

東京で開催されることになり

障害者スポーツや障害者当事者への注目は高まってきましたが、

置き去りにされているのが要介護の高齢者のみなさんです。

 

そこで「車椅子1万人プロジェクト」と題し

移動に支援が必要な要介護の高齢者のみなさんの

2度目のオリパラ観戦を実現するために、

社会人や大学生の有志のメンバーが集まり

一昨年から活動を始めたのが”ゆめ旅KAIGO!2020“

https://www.oriparakaigo.tokyo/)です。

 

“ゆめ旅”の目標は高齢者の人を

東京オリパラに招待することではなく

「自分も行きたい」という希望や夢を持ってもらい、

「自分にも行ける」と自信をつけてもらうことです。

 

“高齢者だから障害者だから何も出来ない・・という

偏見を無くしていきたい!”

 

ゆめ旅の大学生メンバーも

こんな熱い想いを抱き活動に参加してくれています。

 

一緒に活動している学生さん達は10代20代ですが、

同じ年頃の高校3年の時に期せずして

私は母の介護に直面することになりました。

 

くも膜下出血で倒れた母は

言語障害と右半身麻痺という重い障害を負い

車椅子の生活になりました。

 

まだ1990年代でバリアフリーという言葉を知っている人も皆無、

介護保険制度もなく家族が介護をするのが当たり前の時代でした。

 

私は介護家族の1人として

障害者に対するバリアや偏見に直面することになったのです。

 

「障害があっても、高齢者でも、認知症でも、

不治の病でも、どんな状況の人でも住み慣れた地域で

当たり前の暮らしを送れる社会を作りたい」が

私の18歳からの変わらない目標です。

 

そのためにこれまでもアナウンサー、キャスター、

報道記者として医療や介護の現場を取材し続け

当事者の声に耳を傾けてきました。

 

もし母が生きていたら

病で倒れ車椅子の生活になって

来年はちょうど30年となる節目の年。

 

そんな中で“ゆめ旅”の活動に出逢ったのは

私にとって運命としか言いようがありません。

 

車椅子の母と過ごした10年の歩みは

”ゆめ旅”に繋がっていて、

気がつけば世代や職種を超え

沢山の仲間に囲まれている”今”に心から感謝しています。

 

アナウンサーになっていなければ

介護の世界で働こうと決めていましたので

もしかしたらゆめ旅の学生メンバーの先輩になっていたかもしれません。

 

ひとつ残念なのは母が居ないことですが・・・

でもきっと母の心はそばにあり

私のことを見守ってくれているはず。

 

誰かの夢を叶える応援をすることが

かけがえのない出逢いを与えてくれた母への恩返しだと思っています。

 

そして”ゆめ旅KAIGO!2020″学生メンバーによる

クラウドファンディングが4月15日にスタートしました。

 

タイトルは

「”ゆめ旅”学生企画☆ボッチャで一歩!車いす1万人プロジェクト」です。

 

1万人と壮大な人数を掲げていますが

私達ゆめ旅に出来ることは

まずは目の前にいるお一人お一人の外出のきっかけを作ることです。

 

高齢者のみなさんが周りに気兼ねせずに

外出できる環境を作るために学生達が考えたのは、

パラリンピックの正式種目にもなっていて

車椅子でもできるボッチャの大会を開催して

高齢者のみなさんに体験してもらうというイベントです。

 

スポーツを観るだけでなく

世代を超えて一緒に楽しむことで

“支援する側と支援される側”ではなく

共に歩める社会を目指す学生達、

そして“ゆめ旅”の活動をぜひ応援していただければと思います。

 

要介護の高齢者のみなさんが踏み出す一歩は

全ての人達の次の一歩に繋がると考えています。

 

誰もがいつでもどこでも自由に好きな場所に行ける仕組みができて初めて、

日本は真のバリアフリー社会やユニバーサル社会になるのだと思います。

 

2020年東京オリンピック・パラリンピックは

ゴールではなくスタートです!

 

“夢を諦めなくていい未来”へ向けての一歩を

ゆめ旅と一緒に踏み出してみませんか・・・

 

クラウドファンディング「Ready for」ホームページ
「”ゆめ旅”学生企画☆ボッチャで一歩!車いす1万人プロジェクト」

https://readyfor.jp/projects/yumetabi

 

 

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