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ストレスチェック外部委託業者の比較・選び方(費用とサービス)

2016/10/13

 

*当記事は「医者と学ぶ心のサプリ」から許可を受けて転載しています。

 

ストレスチェック外部委託業者の比較・選び方(費用とサービス)

 

ストレスチェック制度が導入されることになり、

あわてて委託業者を探されている方も多いと思います。

 

いろいろなサービスがあって、

何を基準に選べばよいかわからなくなるかと思います。

 

どのようにしてストレスチェック業者を選べばよいのでしょうか?
とりあえず安ければいいのでしょうか?

 

私も産業医として活動している中で、

ストレウチェックシステムの構築に携わったこともあり、

様々な業者さんから情報収集をしました。

 

そして実際に制度がはじまり、実情も見えてきました。

それらを踏まえて、業者選定のポイントをお伝えしたいと思います。

 

ストレスチェックの業者がどのようなものがあるか?
価格はどれくらいなのか?
サービスはどのようなものがあるのか?
その有効性は?

 

整理してご紹介したいと思います。

ストレスチェックサービス選定にあたって、

直接ご相談もお受けします。

 

1.ストレスチェックの価格の相場とは?

方法は、インターネットと紙面の両方があります。

価格は1件0~3,000円になります。

実施責任者やフォローアップにかかるコストも意識する必要があります。

 

ストレスチェックは自社で行うこともできますが、

個人情報管理が煩雑になります。

このため、現実的には外部委託されることがほとんどだと思います。

 

まずはじめにお伝えしておくこととして、

企業担当者の負担はどこも大きく差はないと思います。

できるだけ負担がかからないようにしなければサービスが売れませんので、

どの外部委託業者も企業側の負担が少ないようにサービス構築しています。

 

ストレスチェックの方法としては、

インターネットを使ったサービスが中心となっています。

しかしながら、IT化が進んでいない場合や、

派遣労働者などでメールアカウントを持っていない場合などもあります。

その場合に備えて、紙ベースのチェックも用意されていることが多いです。

 

最近では、ストレスチェック自体のコストが

全くかからないサービスも登場しました。

しかしながら、他のところから収益を上げなければビジネスとして成り立ちません。

これらのストレスチェックは、

厚生労働省が提示しているもっともシンプルなストレスチェックを、

人手をかけずにシステムだけで完結するものになっています。

 

集団分析に関しても、それだけを無料で行う業者も出てきています。

それを入口に、自社のバックエンドサービスを用意しています。

 

こういった格安業者を除けば、

標準的なサービスやサポートを行っている業者は

1,000円~1,500円/人が多いかと思います。

 

一部の大手企業では、そのブランド力を生かして

3,000円近くの料金をとっているところもあります。

 

ストレスチェック自体のコストは

1人当たり〇〇円という形がおおいですが、

実施コスト以外にも目を向ける必要があります。

 

大きく分けると、以下の2つになります。

  • 高ストレス者のフォローに関係する費用
  • その他のストレスチェック関連費用

 

高ストレス者のフォローに関しては、

後ほどシミュレーションしてみたいと思います。

その他の費用に関しても詳細は後述しますが、

現在の嘱託産業医がストレスチェック実施責任者を引き受けてくださらないと、

費用は大きく変わってきます。

 

なかには産業医報酬の上乗せを要求されることもあります。

 

2.ストレスチェックの内容に違いはあるの?

ストレスチェックの内容自体に、大きな違いはありません。

フォローアップ体制の違いは見せかけが多く、

比較すべきはストレスチェックの業務フローにあります。

 

ストレスチェック自体の内容に関しては、

厚生労働省が標準的なストレスチェックとして示している

職業性ストレス簡易調査票57項目

もしくは新職業性ストレス簡易調査票80項目に準じたものがほとんどです。

 

アウトプットの仕方は業者によっても異なりますが、

元が同じであれば大きな違いはありません。

同じような結果が出てきます。

 

それに、独自のものを組み込んで付加価値を提供している場合もあります。

しかしながら多くが似たり寄ったりで、

独自性が高いところはデータが足りないのでので

統計的な裏付けがないというジレンマがあります。

 

ですが多くの委託業者のサービスをみていると、料金には差があります。

この差はどこでついているのかというと、フォローアップ体制によります。

 

ストレスチェックと合わせて、

従業員の方のメンタルヘルスサービスを

いろいろとパッケージにされています。

ですが、表面的で実用性がないものも多く、

注意を払う必要があります。

 

ストレスチェックで重視するべきは、

見せかけのフォローアップ体制よりも、

その業務フローにあります。

 

3.ストレスチェック委託業者のチェックポイント①-内容

  • 産業医と情報共有できること
  • 個人情報管理が信頼できること
  • 高ストレス者の面談希望の有無が形に残ること

 

それではストレスチェックでは、

どのようなところをポイントにしていくのかを具体的に見ていきましょう。

 

ストレスチェックで大切なのは、見せかけではなく業務フローにあります。

ストレスチェックの目的とリスク管理という観点では、

以下の3点がポイントになります。

  1. 産業医と情報共有できること
  2. 個人情報管理が信頼できること
  3. 高ストレス者の面談希望の有無が形に残ること

 

セルフケアの延長戦として、

産業医が高ストレス者を把握していればアンテナを張っておくことができます。

過重労働者面談や健康相談などの機会に関係を築き、

早期発見につながることもあるでしょう。

 

会社側としては、個人情報管理と高ストレス者面談の実施を

きっちりと行うことがリスク管理となります。

 

個人情報管理は信頼できる外部委託業者にお願いするのが確実です。

高ストレス者面談については、

希望の有無をしっかりと残れるシステムが理想的です。

 

詳しく知りたい方は、

ストレスチェック制度の本来の目的と、実際に企業ができること」をお読み下さい。

 

4.ストレスチェック委託業者のチェックポイント②-楽さと金額

事務手続きを企業担当者がどれくらい行う必要があるのかを確認してください。

個人情報の収集がどこまで必要になるかが大きな違いです。

金額の安いところは、事務作業が多い傾向にあります。

 

このようにストレスチェックとその周辺サービスの内容だけでなく、

実際には事務処理の楽さや金額の安さも重要かと思います。

 

ストレスチェックの事務処理に関しては、

どこの委託業者も手のかからないものを作っています。

手間のかかるものは売れないので、淘汰されていきます。

 

ストレスチェックも様々なサービスがリリースされていますが、

ストレスチェックの事務従事者の手間で考えたときの大きな違いは、

従業員の個人情報をどこまで収集する必要があるかです。

 

サービスによっては個人的なアドレスが必要になることもあります。

一般的にインターネットを利用したものでは、

個人情報の収集を事務従事者が行わなければいけないことが多いです。

 

それに対してマークシートでは、

従業員が自ら記入すれば済むことが多いです。

 

インターネットとは違って、

マークシートができない人はいないので、

事務手続きはむしろ楽なことが多いです。

 

金額に関しては、相場は初めにお伝えしたかと思います。

インターネットでは人手がかからないため、

かなり価格は抑えられています。

中には無料のところも出てきています。

 

ですが無料や安価のところは自動化せざるを得ないため、

企業側の事務手続きが煩雑になることが多いです。

 

価格重視でストレスチェックをお探しの方は、

ストレスチェックを安価で楽に乗り切るためには?」をお読みください。

 

5.ストレスチェック委託業者のチェックポイント③-実施責任者と面談

ストレスチェック実施責任者になるにあたって、

追加報酬を要求してくる産業医もいます。

 

また高ストレス者の面談対応は、慎重に行う必要があります。

ストレスチェックでは、1人実施するための料金が表に出ています。

しかしながら、実際は見えない料金もあります。

その点については、後述したいと思います。

 

その中でも最も企業の方が困っているのが、

  • ストレスチェック実施責任者
  • 高ストレス面談

 

この2つです。

通常は産業医がストレスチェック実施責任者になります。

ですが中には、リスクが増えるからと報酬の増額を要求してきたり、

ストレスチェック自体を嫌って拒否される産業医がいます。

 

産業医によってさまざまですが、

15万~30万ほど追加請求する産業医が多いです。

 

ストレスチェックの実施責任者はリスクが増えるかというと、

ストレスチェック部分でリスクが増えることはありません。

 

ストレスチェック部分はあくまでセルフケアになりますので、

仮に早期発見できなかったといって、それ自体が問題にはなりません。

 

産業医として業務をしていて、

ほかに早期発見できるすべがあれば産業医の過失になるだけです。

遺族感情から訴訟のリスクがあるという産業医もいますが、ただの責任転嫁です。

 

リスクがあるとすれば、情報管理の部分です。

ですがそれは産業医自身の過失であって、

個人情報を勝手に漏えいした場合です

。企業側に転嫁するものではありません。

 

ストレスチェックの面談対応ですら追加料金を請求してくる場合は、

産業医の変更も検討したほうが良いかもしれません。

メンタルヘルスに対する自信のなさの表れとも取れます。

 

これはストレスチェックに限りませんが、

企業の安全配慮義務において産業医の意見は大きなものになります。

そしてストレスチェックの面談を希望される方は、

難しい方も多い傾向にあります。

 

会社に対して個人情報の共有を了承したうえでの面談ですので、

軽い相談レベルか、自分の症状を言いたがる方が多いです。

後者の方は対応を間違えてしまうと、

収拾がつかなくなることもあります。

場合によっては、休職に至るケースも出てくるかと思います。

 

ですから目先の金額ではなく、

実際のフォローアップ体制をよく見極めることが必要です。

自社の不調者に対する対応力はしっかりとしていますか?

 

不安が残るようでしたら、

産業医の変更や精神科産業医(といっても玉石混交ですが)の顧問契約や

スポット面談などを考えていった方がよいです。

 

産業医の選び方に関しては、

産業医の選任にあたって、産業医の上手な選び方」をお読みください。

 

6.ストレスチェック委託業者の目的別選び方

値段・簡便さ・安心・質の4つの目的別に、

どのようなポイントを重視するかをみていきましょう。

 

ストレスチェックについて、

委託業者を選ぶ際のポイントを順番におつたえしてきました。

整理すると、以下のようになります。

 

03

 

 

そのうえで、企業の目的別にどのようなストレスチェックが

向いているかを端的にお伝えしたいと思います。

 

02

 

 

できるだけ安いものがよければ、

インターネットのストレスチェックに勝るものはありません

。無料より安いものはありませんし、

500円くらいまでのサービスはいくつかあります。

 

手軽さを求めるならば、マークシートはシンプルです。

紙の人とネットの人を分けるよりも一本化していて明快です。

個人情報の収集も必要最小限になります。

 

安心面を重視するならば、

情報管理の安心さと面談希望の有無の保存方法をみるのがよいでしょう。

 

質を重視するのでしたら、

現実的には産業医が面談を希望しない高ストレス者も含めて

情報にアクセスしやすいものが良いでしょう。

 

御社の目的を考えて、

適切なストレスチェックを選んでいただければ幸いです。

 

7.パッケージサービスの内容

ストレスチェックのパッケージサービスとして、

実際にどのようなものがあるかをご紹介していきます。

 

ストレスチェックのフォローアップとして

よくパッケージになっているものには、以下のものがあります。

 

  • 電話カウンセリング対応
  • 対面カウンセリング
  • 産業医派遣調整
  • 不調者の医療機関受診ネットワーク
  • セルフケアコンテンツ
  • 研修
  • コンサルティング

 

それぞれのサービスはどのようなものでしょうか?
みていきましょう。

 

7-1.対応力のサービス

高ストレス者の対応としては、産業医が何よりも重要です。

ですが、調整能力のある産業医は非常に少ないです。

 

ストレスチェックによる

高ストレス者に対する対応に関するサービスとしては、

以下の4つがあります。

 

  • 電話カウンセリング・メール相談
  • 対面カウンセリング
  • 産業医派遣調整
  • 不調者の医療機関受診ネットワーク

 

電話カウンセリングは、

実際はほとんど機能していないと思われます。

すでに電話カウンセリングサービスを行っている業者によると、

ほとんど相談案件はないとのことです。

 

また電話越しでは、心身の状態の本当のところはわかりません。

形だけになっている感はいなめません。

メール相談などを行うところもありますが、

文章では伝わらないことも多いです。

 

対面カウンセリングは、人によってはとても有効ではあります。

ただ、カウンセリングは時間もかかるので、その分お金もかかります。

臨床心理士が1時間カウンセリングすると、1万~2万かかってしまいます。

 

産業医派遣調整は、

産業医がメンタル対応ができない場合は必要になるかと思います。

ですが産業医の質が担保されていないと、まったく意味がありません。

結局のところ、本人と会社の間にたって

不調者の対応を判断していくのは産業医になります。

 

ですから、バランス感覚のある産業医を見つけていくことが大切です。

精神科医といっても、職域のメンタルに強い方は少ないです。

さらに現実的な調整能力がある産業医は、残念ながら非常に少ないです。

 

最近よく業者が売りにしているのが、

高ストレス者が医療的な必要性があった場合のネットワークです。

「全国の病院と連携しています」というと魅力に感じるかもしれませんが、

まったくの実益はありません。

近くの医療機関に受診すればいいだけの話です。

 

患者さんの個人情報は病院側は会社に知らせることはできないので、

とくに連携をするメリットなどはありません。

 

近くによい精神科・心療内科を知っているならば、

そこで相談された方がよいです。

それらの協力医療機関もとくに選定されているわけでもなく、玉石混交です。

 

7-2.その他のサービス

受検者への意識づけの工夫、

フォーカスをしぼった研修、

経営と医療のバランスを考慮したコンサルティングなどは一定の有効性はあります。

 

その他のサービスとしては、以下のようなものがあります。

 

  • セルフケアコンテンツ
  • 研修
  • コンサルティング

 

セルフケアコンテンツに関しては、

ポータルサイトやeラーニング形式で用意している業者があります。

有用なコンテンツがあることは魅力的です。

 

ですが、そもそも本人が利用しようと思わなければ意味がありません。

本人に問題意識を持たせる工夫が大切になります。

 

研修は、しっかりと目的をもって行うと非常に効果的です。

目的をはっきりさせるためには、しっかりとした組織分析が必要です。

 

これをふまえて、

インパクトの大きそうな部分にフォーカスをしぼって研修ができると、

非常に有効です。

 

また、人は自分が知っていることには興味をもつことができます。

ストレスチェックを行う直前に、

研修によって意識づけをしっかりと行うこともよいでしょう。

 

このようにセルフケア・ラインケアなどの研修は、

ストレスチェックとうまく連動させると相乗効果が期待できます。

 

コンサルティングに関しては、

医療と経営の両面のバランスを考えられないと意味がありません。

現実的な改善策を具体的に提示できるのかが重要です。

 

また、そのプランに対して、

しっかりとPDCAサイクルを回せなければ効果は期待できません。

そのためには、安全衛生委員会の組織づくりも重要になってきます。

 

8.外部委託業者の特徴

外部委託業者は、EAP企業とIT企業の大きく2つに分けられます。

外部委託業者はどのような企業があるでしょうか?

大きくわけて2つの系統があります。

EAP企業とIT企業です。

 

EAPとは、従業員支援プログラムのことを指します。

アウトソーシングの形で、

従業員のメンタルヘルスに関するサービスを提供している企業になります。

 

これらの企業にとっては、

ストレスチェックビジネスは入口ビジネスの位置づけとなっているかと思います。

 

その上で、従来の自社でもっているサービスに

つなげて収益化を図っています。

 

ですから、ほとんどのEAP企業のストレスチェックは厚労省の準拠です。

その上で、自社の既存サービスを売り込んでいます。

これらのサービスはどこまで有効でしょうか?

よくご検討ください。

 

また、IT企業も参入してきています。

ストレスチェックは、ITと相性がよいのは間違いありません。

EAPと連携している業者もあれば、

シンプルにストレスチェックのみを提供している業者もあります。

法的なコンプライアンスを満たすだけでよければ、

もっとも安価になります。

 

産業医の派遣業者と連携していることもあります。

ですが、派遣登録されている産業医は、

普段は病院で診察をしていたり、

家庭に入られている方がほとんどです。

 

特にメンタルヘルスの教育をうけることもなく、

アルバイトの感覚で仕事をしている方も多いです。

上述しましたが、メンタル不調者の対応がうまくできないと、

厄介なことになります。

 

9.シミュレーション

それでは、実際にコストも含めて、

シミュレーションをしてみましょう。

 

9-1.条件

想定企業:従業員数300人

うつ病の従業員:3名
※日本の12か月有病率は1~2%ですので、1%と設定

検査:職業性ストレス簡易調査票

カットオフ:44/45点(感度:89.9%・特異度85.7%)
※厚生労働省の研究班より、検査としてのバランスがもっともよかったとされる基準点

フォローアップ体制:産業医面談(1人15分)
※メンタル系はもっと時間がかかることも多いです。

フォローアップ価格:1時間30000円

 

9-2.ストレスチェックの結果

  陽性 陰性
うつ病 2.7 0.3 3
正常 42 255 297
44.7 255.3 300

 

感度が89.9%です。このためうつ病の方のうち、

3人×0.889≒2.7人が陽性としてひっかかります。


特異度が85.7%です。

このため正常の方のうち、

297人×0.857≒255人がしっかりと陰性となります。

 

集計すると表のようになります。


ストレスチェックを行って、

45点以上を要注意とした場合、44.7人がひっかかります。

 

そのうち、2.7人の方を本当に拾い上げなくてはいけません。

このことからも、早期発見は難しいことがわかるかと思います。

 

高ストレス者となった人のうち、

10人に一人が産業医面談を希望したとしましょう。

 

すると5人ほどのフォローアップをする必要があります。

私自身産業医を経験していて思いますが、

自分から産業医面談を希望する方は少ないです。

その中でも希望する方は、丁寧に話をきかなければいけないことが多いです。

 

9-3.コスト

それでは、コストを計算してみましょう。

 

  • ストレスチェックの費用:1,000円×300人=300,000円
  • フォローアップにかかる費用:7,500円×5=37,500円

 

このように、フォローアップにも費用がかかります。

本当の不調者のフォローは、とても30分1回ではおさまりまりません。

 

万が一フォローアップがうまくいかずに、

1人の従業員が1年間の休職におちいってしまうと、

およそ年収の3倍のコストがかかるともいわれています。

 

9-4.考察

シミュレーションをしてみると、

2つのことがお分かりいただけると思います。

 

  • 要注意者をたくさん見つけることは意味がない。
  • フォローアップを重視しなければいけない。

 

要注意者をたくさん出すと、本当の病気の人が見えなくなります。

 

上述しましたが、3人の中から1人の不調者を探すことと、

10人の中から1人の不調者を探すのでは、まったく異なります。

また、フォローアップが大変になり、

コストもかかることがお分かりいただけたかと思います。

 

そしてストレスチェック自体よりも、

フォローアップ体制が重要であると言えます。

 

高ストレス者として面談を希望される方は、

自分から症状や不満を訴えられる方が多いと思われます。

もし産業医がずさんな対応をしてしまうと、

そのコストや労力は計り知れません。

 

ですから、フォローアップ体制を大事にしなくてはいけません。

最終的な調整をとる産業医のレベルがなによりも重要になります。

 

9-5.ストレスチェックで隠れているコスト

よく話を聞いてみると明らかになるコストと、

表面上には出てこないコストがあります。

総合的に見て適切なストレスチェックを選定してください。

 

ストレスチェックには一見見えていないけれども、

よく話を聞いてみると明らかになってくるコストもあります。

金額として目に見える形では出てこないけれども、

本来であれば必要のなかったコストもあります。

 

それぞれ具体的にみていきまよう。

 

まず、よく話を聞いてみると明らかになってくるコストをみていきます。

多くのストレスチェック委託業者で、

「ストレスチェック1人〇〇〇円!」といった形で表記されています。

 

確かに実施するだけのコストはそれだけかもしれません。

ですがそれ以外にも請求される可能性があるコストとしては、

以下があげられます。

 

  • ストレスチェック実施者設定費用
  • 衛生委員会での説明費用
  • ストレスチェック内容についての質問対応費用
  • 高ストレス者のリスト化費用
  • 集団分析費用
  • 高ストレス者の面談指導実施費用(上記シミュレーションでは含む)
  • 個人情報保持費用(5年保存)
  • 労基署への報告書捺印費用

 

注意して確認してみてください。

それ以外にも、表面に金額として出てこないコストとしては以下があります。

 

  • 不必要にメンタル不調を発生させるコスト
  • 産業医とストレスチェックをリンクさせる手間

 

ストレスチェックの実施の仕方を慎重に考えないと、

不必要にメンタル不調が発生する可能性があります。

 

本来ならばウヤムヤになっていたケースが顕在化し、

対応をミスしてしまうことでコストが膨らむ可能性があります。

 

また、産業医とストレスチェックを分けて行う場合、

有機的にストレスチェックを行いにくいです。

システムを理解して行えば必要なかったであろう情報共有などで、

コストが発生することもあります。

 

このようにストレスチェックは、

表面上のコストではないところにも目を向ける必要があります。

 

01

 

まとめ

ストレスチェックを選ぶにあたっては、

表面的なフォローアップのサービスよりも、

業務フローの方がずっと大切です。

 

コンプライアンスという観点では、

  • 個人情報管理が信頼できること
  • 高ストレス者の面談希望の有無が形に残ること

がとても大切です。

 

それに加えて、事務従事者の負担が少ないかも確認しましょう。

 

ストレスチェックを選ぶにあたっては、

まずは目的を明確にしましょう。

 

値段・簡便さ・安心・質の4つの目的別に、

どのようなポイントを重視するかを意識して比較してみてください。

 

シミュレーションをしていただくと、

  • 要注意者をたくさん見つけることは意味がない。
  • フォローアップを重視しなければいけない。

ということがおわかりいただけたかと思います。

 

結局のところストレスチェックは、

産業医が重要になってきます。

 

ご興味いただけた方は、

私が関係しているストレスチェックサービス・産業医サービスの

ご紹介をさせていただきます。

 

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下記よりお問い合わせ下さい。担当の医師にお繋ぎ致します。

 

アドバイザー

ジーネット株式会社 メディカル事業部 事業部長

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小野 勝広(おの かつひろ)
東京都練馬区在住 47歳

医師・看護師の人材紹介事業、

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