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ヒトパピローマウイルスワクチン接種後に起きた娘の体調悪化とその回復について

2016/12/26

 

*この原稿はMRIC by 医療ガバナンス学会の許可を受け転載しています。

 

ペンネーム 前澤圭、礼子

2016年12月23日 MRIC by 医療ガバナンス学会 発行  http://medg.jp

 

私達の娘は、

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン接種後

数年経ってから様々な症状に悩まされ、

霞ヶ関アーバンクリニックの西岡久寿樹医師に

子宮頸がんワクチンの副反応であると診断されました。

 

幸い、症状から回復して、今は元気に過ごしています。

娘の体調と闘病、病院を巡った事、

回復の仕方について経験したこと思ったことを書き記したいと思います。

 

娘の体調が崩れ始めたのは、

2015年で、子宮頸がんワクチンを2011〜12年にかけて

3回接種して3年後のことです。

 

微熱、倦怠感、頭痛、めまい、動悸息切れが続き、

市内のかかりつけの病院や大きな病院で診察を受け、

血液検査・尿検査・心電図等を受けましたが原因が分かりませんでした。

 

解熱鎮痛剤のカロナールを処方され、

熱はほぼ平熱になるものの、倦怠感・頭痛・めまい等は改善されませんでした。

学校には車で送って登下校していましたが、

途中で具合が悪くなり保健室へ迎えに行くことを何度も繰り返し、

やがて娘は登校出来なくなりました。

 

大きな病院の総合診療科で、「褐色細胞腫」かもしれないとの事で、

大学病院の内分泌内科を紹介されました。

 

検査入院を6日間しましたが、結果は異常なし。

慢性疲労症候群の可能性があるかも知れないと言われ、

都内の大学病院の慢性疲労症候群の専門医を紹介されました。

 

その頃から、手首や膝関節が痛み始め、

次第に体全身の痛みに悪化しました。

 

痛む場所も毎回異なり、常に中等度の痛みを感じており、

日に何度か来る発作的な強い痛みの時は、

苦しんだ後に気絶するほどでした。

 

慢性疲労症候群(CFS)の専門医の診察の予約が取れたのは2ヶ月先。

それまでこんな日々を過ごさなければならないのかと思うと、

気が遠くなる思いでした。

 

痛みだけでもどうにかしてやりたいと思い、

かかりつけの整形外科医の診察を受け、

抗うつ薬のサインバルタを処方してもらいました。

1週間服用しましたが、効果がありませんでした。

 

私達は、娘の看病をしながら、

娘を苦しめている激しい全身痛・倦怠感・頭痛・目眩・睡眠障害・

音や光に敏感・吐き気・手の震え等の症状の原因が何なのか、

必死にネットで調べました。

 

この頃、娘の体調悪化を知った知人から

「娘さん、HPVワクチンを接種しましたか?」と聞かれました。

 

その時は、数年も前に接種したワクチンなんて関係あるのだろうか?と思いましたが、

整形外科医に相談したところ、色々調べてくださり、

遅延型のHPVワクチンの副反応があるらしいと知らされました。

 

そして、難病治療研究振興財団と救済制度について

書かれているページをプリントアウトしたものを渡されました。

 

服用していたサインバルタは中止となり、

代わりに末梢神経障害による痛みに効くリリカと

炎症を抑える副腎皮質ステロイドであるプレドニンが処方されました。

 

服用を始めたリリカは、一時的に効いているように思えましたが、

痛みのレベルは下がらず、激しい痛みが戻ってきてしまうため、

服用量は増えていきました。

 

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娘の症状を見てきた私達は、

ワクチン接種後からの時々あった娘の不調が副反応のせいであり、

それがついに大きな体調の崩れを引き出したのではないかと

考えるようになりました。

 

HPVワクチン副反応についてネットで調べると、

「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」が真っ先にヒットしました。

 

何か治療の情報が得られることを期待しましたが

治すための情報は得られませんでした。


HPVワクチン接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関があることを知り、

その大学病院も受診しましたが、どこにも異常はなく、

また接種してから時間が経っているため、原因までは特定出来ませんでした。

 

CFSの専門医の診察は3回受け、CFSは否定されました。

HPVワクチン副反応の可能性は低く、

むしろ線維筋痛症や、何らかの原因による自律神経の異常を疑うと言われていました。

 

それまで服用していたリリカとプレドニンに加えて

新たに漢方薬と睡眠薬が処方されました。

 

相変わらず、娘は日に何度か激しい痛みで気絶し、

常にある痛みのレベルも以前より強くなり、

激痛で立つことも出来なくなりました。

 

1日中座ったり横になったりするしか無く、

トイレやベッドに移動する時は車椅子を使うようになっていました。

 

難病治療研究振興財団からは、

20枚くらいの問診票があらかじめ郵送されてきました。

細かな症状について、

それがいつから起きているのか数年前から遡って記入する用紙でした。


あらかじめ記入し郵送した問診票を携え、

霞ヶ関アーバンクリニックの西岡久寿樹医師の診察を受けにいきました。

当日は、子宮頸がんワクチン副反応チェックシートを記入し、

前の病院で検査した血液検査等の結果も提出して診察を受け、

「遅延型の子宮頸がんワクチン副反応」と診断されました。

 

やっと娘の体調不良の原因が分かった!と思ったと同時に、

その時点では治療法が確立されていないということも分かり、

絶望的な気持ちになりました。

 

病院で原因さえ分かれば、直ちに治療が始まり、

その症状を治す薬が処方されれば、

娘はまた元の健康な体に戻れる・・・

そう信じていくつもの病院を訪ねて 診察を受けてきたのに、

原因が分かっても治すことが出来ない。

この現実に私達は落胆しました。

 

日に何度かくる痛みの発作で苦しむ娘を

ただ見守っているしかありませんでした。

体を触られるのも痛がるため、

痛いところをさすってやる事さえ出来ませんでした。

その頃の娘は、ちょっとした衝撃でも気を失い、

全身痛や頭痛目眩もより強くなっていました。

 

どうにか治してやれないものか?

治っている人はいないのか?

 

気が付けばネットで検索ばかりしていましたが、

ある日、治った方が書いたブログを見つけました。

 

そこから他にも回復したことを書き綴ったブログを見つけて、

カイロプラクティックで治している

2人の医療国家資格を有する治療家(林氏、望月氏)を

見つけることが出来ました。


もはやワクチンの副反応なのか、

薬による副作用なのか分からない状態だった娘を

一刻も早く診て欲しいと思い、すぐに連絡をとりました。

 

治療家はあらかじめ書いておいた娘の症状と

服用中の薬のメモをよく読んだ後、

施術台に横たわる娘に時間をかけて診てくださいました。

 

傍で見ていた私達夫婦に娘の体のどこが問題で

そこを正常にするためにどうするかを、

時間を掛けて丁寧に分かりやすく説明してくれました。

 

そして、娘にとって今摂るべきではないいくつかの食材と、

摂るべき栄養素(サプリメント)を教えて下さいました。

 

栄養素に関しては、

どれを何週間どのくらいの量で摂るかと言うところまで

細かく伝えられました。

 

サプリメントは市販のものを購入して用いるように言われました。

さらにその時、医師と相談しながら治療に専念してくださいとも言われました。

 

こうして待ち望んでいた治療が始まりました。

これまでに何カ所もの病院に行っても治らないとあきらめの気持ちになっていた娘は、

治療家の施術を受けることに否定的でしたが、

帰りの車中では、「これは食べちゃだめ?あれだったら大丈夫?」と

しきりに質問していました。

 

食事のアドバイスに従い、指示されたサプリメントを摂り始めると、

まもなく効果が感じられました。

 

これまでは食べると気持ち悪くなる事が頻繁にあったのが、

3食しっかり食べられるようになりました。

 

避けるようアドバイスされた食材を使わずに

食事のメニューを考えるのに苦労しました。


しかし、娘の様子からは、治療の効果が出ている事がよく分かり、

作る私にとって、とてもやり甲斐のある事でした。

 

頑張っている娘に合わせ、私たちも同じ食事をしました。

取り寄せたサプリメントも、忘れることなく飲みました。

 

体の痛み・頭痛目眩など諸々の症状は突然消えるということはありませんでしたが、

食事をしっかり食べられるようになり、

少しずつ体の中の悪い部分が改善されたのだと思います。

 

娘を苦しめていた体の痛みは徐々に消えていきました。

それと同時に頭痛目眩も軽減され始めていました。

 

自力で立ち上がり歩けるようになった頃には、

倦怠感もほぼなくなっていました。

 

体が楽になると、

娘はできる範囲でストレッチや筋トレを始めました。

 

休みながらでしたが、体を動かせる事が嬉しくてたまらない様子でした。

重力がかかると痛かった足や膝、腕、肩、背中を、

時間をかけてほぐしていきました。

 

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ただ、新たな症状が現れる時もありました。

両手の指先がピリピリしていたり、

突然目の周りや腰が痛くなったり、

パソコンの画面を見続けて気分が悪くなったりしていました。


しかし、これまでの症状の重かった部分が改善されていく途中での、

小さな症状ととらえていました。

 

何よりも何も使わず歩けるようになり、

痛みに苦しむこともなくなり、

気絶することもなくなった事が、

本人も私達も何よりも嬉しかったのです。

 

回復し始めたことで、それまで服用していた薬は、

処方した医師の指導の元で徐々に減薬していくことが出来ました。

 

そして、3回目の治療家の施術の時には症状が無くなり、

徐々に制限食材の解除を始めました。

4回目の施術の時には、何でも食べてよい、と言われました。

 

その頃の娘は、学校の体育の授業もしていたし、

休みの日は友達と1日中遊びに出かけたり、

なんら普通の子供と変わらない生活を取り戻していました。

 

娘が回復し、私達親も穏やかな日常を取り戻す事が出来た今、

あの頃を振り返って思うことがあります。

 

娘の体調不良の原因を探すことに躍起になっていた時、

心ない言葉を言われた事もありました。

けれども多くの医師は、

娘の症状について慎重に調べてくれようとしていました。

 

検査で異常が見当たらない時は精神科の受診も勧められましたが、

それは理にかなった事だと理解しています。

 

結局精神科の診察結果も、異常なしでした。

しかし多かれ少なかれ心の問題もこの病態には関係していたのではないかと、

今になると思うのです。

 

原因が分からず、親子で焦り、悲しみ、

時には苛立ちながらあちこちの病院をめぐった事がかえって

ストレスになっていなかったか?

学校の勉強や友達関係が原因だろうか?

私達親が原因なのだろうか?

体に入ったワクチンが徐々に自律神経系を狂わせてしまったのだろうか?

思春期にありがちな体の不調や不安定な心に

ワクチンが引き金のような役目をしてしまったのだろうか?


ただ、言えることは、娘に起こった様々な症状は、

今は全く無くなったという事です。


子宮頸がんワクチンの是非については、私達は反対も賛成もしません。

私達の娘はHANSと診断されましたが、

西洋医学ではない別の治療法で回復することが出来ました。


娘を幼い頃から診察している掛かりつけの整形外科医は、

今回の体調を崩した時、回復した状況をみて非常に喜んでくれました。

体調が悪くなった根本的な問題が何か、

そのために体を整える方法に対しては、理解してくださっています。

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