各分野の専門家が医師の転職や開業などに必要な情報を配信します。

トップ > 医薬品卸、調剤薬局 > クリニック開業時における調剤薬局の活用方法 その壱

クリニック開業時における調剤薬局の活用方法 その壱

 

皆さん、こんにちは。

株式会社エム・クレドの代表取締役の鈴木慎一です。

 

私は医師の開業支援を行いながら、

医療モールの企画、開発、そして調剤薬局の展開もしております。

 

医師が開業準備を進めていく中で、

意外と後々困る事が多いのが<薬>をどうするか?です。

 

よって今回から「クリニック開業時における調剤薬局の活用方法」として、

いかにして調剤薬局との連携を組むか、

シリーズ化して連載させて頂きます。

 

05

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

各種プランニングに<薬>という観点も加えてますか?

通常、ほとんどの医療機関は、

量の大小は別にしても医薬品の処方をしますよね。

 

新規開院する際には、

注射や処置薬は別にして

処方薬を院内処方にするのか?

院外処方にするのか?

患者のニーズに応じ、院内と院外を兼用して対応するのか?

予め考えておくべきでしょう。

 

院内処方と院外処方のメリット、デメリットは、

医療機関側と患者側にそれぞれある訳ですが、

ここでは割愛させて頂き、

なぜ院内、院外を予め決めておかねばならないか?

大きな2つのポイントがあります。

 

  • ◆ 建築、内装の設計上のプランニングの問題

    ◆ 事業計画上の資金計画の問題

 

建築、内装の設計上のプランニングの問題

院内処方の場合、

医薬品の在庫スペースとして2坪ほどが必要となります。

 

小規模な診療所であれば薬剤師はいなくとも良いですが、

これも法的に、厳密に言えば、

医師が調剤し投薬しなければなりません。

(実質的には医師の指示管理の下で、

医師以外のスタッフが患者に薬を渡し、

服薬説明する事になるでしょう。)

 

いずれにしても調剤スペースの場所確保と、

スタッフの動線も異なってきますし、

受付カウンターの広さなども事前に考慮しなければなりません。

 

在庫スペースについては薬品棚はもちろんですが、

小児の患者の来院数がそれなりに見込める場合には

分包機の設置、水剤用のシンクも必要となる事が考えられます。

 

つまり、院内処方ににするのか、院外処方にするのかで、

内装プランが異なってくる訳です。

 

これは電子カルテにするか、紙カルテにするかと同様に、

内装図面の打合せ時に並行してスペースや動線の問題を

しっかりと固めて頂きたいです。

 

事業計画上の資金計画の問題

次に事業計画上のポイントですが、

医薬品の在庫スペースとして面積を確保するという事は、

言い換えれば土地購入での開業であれば投資額が、

賃貸での開業であればランニングコストが、

その分だけ掛かってくるという事でもあります。

 

また、什器備品の購入資金、

またはリースであれば毎月のリース代も必要となります。

 

そして特に大きいコストとなるのは、

医薬品代であります。

 

初期在庫として、

内科系であれば約300万円~400万円は必要となります。

 

医薬品購入の際の消費税は、

診療報酬的には内税となる事にも注意が必要ですね。

 

またこれらの資金を金融機関からの借入れで賄う場合には、

理論上は金利も発生してきます。

 

ついでに薬を扱う事での消耗品や労務費も掛かってくる事も

付け加えねばなりません。

 

ひと昔前とは違い、

院内処方の場合は資金調達と毎月のコスト管理を踏まえた上で

資金計画、キャッシュフロー計画を立てておく必要が出てきます。

 

04

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まとめ

患者の負担軽減、そして利便性を優先し、

院内処方を患者サービスとして選択する医師もいらっしゃるでしょう。

 

また院内処方にせざるを得ない環境での開業もあり得ますが、

初期の段階でプランに組み込み、

それを前提にして準備を進めねばなりません。

 

 

次回は院外処方に関して考えてまいります。

 

 

アドバイザー

株式会社エム・クレド 代表取締役 鈴木 慎一

鈴木 慎一(すずき しんいち)

 

・医師・歯科医師の開業支援
 クリニックモールの開発・

 企画コンサルテーション
・医業経営マネージメントサポート
・医療機関のための接遇支援
・医療機関のための集患増患支援
・調剤薬局の開設支援
 
TEL:03-6214-0128

mail:suzuki@m-credo.co.jp
HP:http://www.m-credo.co.jp/ 

   ニッポンの社長

 

お問い合わせはこちら