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クリニック開業時における調剤薬局の活用方法 その弐

 

皆さん、こんにちは。

株式会社エム・クレドの代表取締役の鈴木慎一です。

 

前回は院内処方、院外処方について、

いずれにするにしても開業準備を進める前段階で

決めておきべきだというお話しをしました。

 

特に院内処方について述べましたが、

今回は「クリニック開業時における調剤薬局の活用方法」シリーズの

第2弾として、院外処方について考察してみます。

 

進む医薬分業!?

全国的に医薬の分業率は70%を超える状況です。

昨今、開業する医師のほとんどが、

薬はアウトソース…いわゆる院外処方を選ぶ事が多いですね。

 

私が医師から開業相談を受ける際にも、

ごく稀に院内処方での開業を選択する先生もいらっしゃいますが、

多くのケースでは院外処方を選ばれます。

よって今回は院外処方での開業を前提にお話しを進めます。

 

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調剤薬局にも厳しい時代が到来!?

薬局を生業とする私には時々薬局出店の相談も入ります。

 

開業の場所、時期も決まったのだが、

薬をどうするのかが決まっていない…などの相談です。

 

もちろん特定の薬局との関係は、

法的にも認められていない事は言うまでもありませんが、

調剤薬局の出店もクリニックの開業と同様に、

シビアな視点で見極める事になります。

 

数年前であれば、単独単科での新規開業であっても

薬局も喜んで同時出店する時代もありましたが、

昨今の出店判断は大手チェーン薬局と言えども

単科では躊躇してしまう事でしょう。

 

私が医療モールを企画する際にも、

診療圏調査なども含むマーケティング的な分析を

最重要視しており、これが基本的な判断基準となる訳ですが、

医療モールや同時に複数の医療機関から処方箋を応需できるような立地は別として、

近隣病院からの独立開業で患者数がかなり期待できる

内科医系科目でない限り、新規出店はハードルが高くなっているのは

間違いありません。

 

特に土地購入やハウスメーカーに多い戸建てレントタイプで

開業物件地を優先的に進める場合は注意が必要です。

 

物件地ありきで進めてしまうと、

医師本人はわかっているつもりでも

調剤薬局のことをどうすべきか後回しにして

忘れてしまいがちでもあります。

 

いまだに新規開業と同時に薬局も喜んで出店するだろうと考えて、

薬局は後で探せばいいやと、

物件契約を優先するコンサルタントなどの開業業者もいるので

その点は注意した方が良いと思います。

 

逆に物件選定の段階で近くに薬局がある事を条件にしてしまうと

物件候補数自体が絞り込まれてしまいます。

マンツーマン薬局との連携が必須なのか?

場合によっては面分業でも構わないのかを想定しておく事も必要です。

 

ドラッグストアとの連携、院内処方も一考を!

最近では、ドラッグストアでも処方箋を積極的に応需しております。

 

応需体制が整っていない店舗でも場合によっては改装の上、

応需対応してくれるドラッグストアも少なくありませんので

相談を持ち掛けてみても良いでしょう。

 

また近くに薬局が見込めない場合には、

とりあえず院内処方にて対応することも検討せざるを得ません。

 

ある程度の患者数を見込めるようになった際には分業する計画で、

薬の買い取りは勿論ですが、

機器什器の引き取り、場合によってはスタッフも

引き取ってもらうよう特定の薬局に打診して

協力してもらう手筈を整えるのも良いでしょう。

 

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まとめ

医薬分業がある程度進んだ昨今、

揺り戻しの可能性もありますが

患者に対する医薬品の提供という責任を全うし、

良い患者サービス体制を整えておきたいですね。

 

院内?院外?

調剤薬局?ドラッグストア?

いろいろ検討の余地はありますし、

連携の可能性もあるんです。

 

 

次回は開院前にどのように調剤薬局と関わるべきかについて

お知らせいたします。

 

 

 

アドバイザー

株式会社エム・クレド 代表取締役 鈴木 慎一

鈴木 慎一(すずき しんいち)

 

・医師・歯科医師の開業支援
 クリニックモールの開発・

 企画コンサルテーション
・医業経営マネージメントサポート
・医療機関のための接遇支援
・医療機関のための集患増患支援
・調剤薬局の開設支援
 
TEL:03-6214-0128

mail:suzuki@m-credo.co.jp
HP:http://www.m-credo.co.jp/ 

   ニッポンの社長

 

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