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法人理事長は分院の院長との意識の差をどう埋めるべきか?

2018/02/19

 

皆さん、こんにちは。

株式会社ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

 

医療法人化して分院を開設、

その後、分院長の働きぶりに悩む理事長先生は

少なくないようです。

 

今回は

「法人理事長は分院の院長との意識の差をどう埋めるべきか?」と題して

分院の院長との関係をどう保つべきか考えてまいります。

 

分院長募集

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

クリニックを開院、患者が増えてきて、

利益が出てくると医療法人化を検討される事が多いですね。

 

さらに業績が上向いてくると

分院展開を考えて始める理事長先生もいらっしゃいます。

 

私はこのようなご相談を頂いた際には、

まずは反対するんです。

 

1つのクリニックを経営するだけでも

至難の業、多くのご苦労があると考えておりますので、

安易な分院・介護施設の展開は避けた方が良いと考えます。

 

今後の医療・介護の業界を取り巻く環境は

大変厳しいものになっていくと思われます。

 

周りが上手くいっているから(表面だけではわかりませんが)、

今まで上手くきたから、

自分なら上手くできるはずと簡単に考えていると、

医療法人の経営の根幹を揺るがすほどの

大きな危機に直面してしまうかもしれません。

 

ただ私も全てのケースに反対ではありません。

 

分院開設の目的が明確で、

そのトップに相応しい

理事長先生が信頼でき、

医療もマネジメントも任せることができる

素晴らしいドクターとのご縁があれば

積極的に協力をさせて頂きます。

 

分院開設を検討する際には、

「トップに立つ人ありき」

で考えるべきと思います。

 

なぜなら

分院長はその分院の経営を行う人だからです。

 

そして、良い分院になるかどうかは

このトップ次第です。

残念ながらこの事に気づいていない人が多いです。

 

このように考えて

これまでクライアントのサポートをしてきたのですが、

私自身も大きなミスを犯したことがあるのです。

 

目的は明確で、

理想的なドクターとの出会いもあって、

場所も的確で、素晴らしいご縁で確定しました。

 

あとは準備を粛々と進めていけば大丈夫!と

思っていた矢先にトラブル発生でした…。

 

それは分院長就任予定ドクターの

ちょっとした勘違いから起こりました。

 

その勘違いとは

分院長は経営者の立場として

考え行動しなければならないのに、

スタッフ応募者の立場で考え行動してしたという事です。

 

具体的な内容は省きますが、

考えてみればこれは起こるべくして起きた事態とも言えます。

 

なぜならどんなに医療技術に優れ

人柄の良いドクターでも

経営者の経験はない事の方が多いのです。

 

経験がなく、

学んだ事もないのであれば

どんなに優秀な人でもそう簡単にはできません。

 

私はその事を理解していながら、

分院の院長になるという事はどういうことか、

勤務の条件は?

権限はどこまであるか?などの

詳しい打ち合わせや説明を省いていたのです。

 

早くしなければと考えながらも

忙しさにかまけて機会を逸していたですね。

 

結果的に下手をすると

このプロジェクトに関わる全ての方々の信頼を

失いかねない危機に直面してしまったのです。

 

信頼関係が崩壊すると、

プロジェクトそのものが頓挫するか、

騙し騙し進めても

その後の展開に大きな支障が出る可能性が高くなります。

 

このケースでは理事長先生をはじめ、

社会保険労務士のご協力を頂き

何とか速やかに、真摯に、

関係者が話し合いを行い事なきを得ました。

 

分院の院長になるという事は、

その医療施設の管理者になるという事で管理監督責任が生じます。

 

理事に就任しなければならないということと併せ、

経営者の立場になるという事、

経営者として、考え、行動し、

責任を取らねばならないという事を

よくご理解頂く事で、

ご自分の誤りに気付いて頂けました。

 

そして分院長としての勤務条件や

ルールの詳細を覚書にまとめあげて、

双方納得の上で署名・捺印できました。

 

ここまでするのは面倒と思う方もいらっしゃるでしょうが、

お互いの信頼関係を深め、継続する為には重要です。

 

理事長先生と分院長の信頼関係が崩壊すると、

関係性は急激に悪化しますし、

その結果として分院長の退職となりかねません。

 

これは医療法人の経営上最大のリスクです。

 

また分院開設後も良好な関係性を保ち、

分院長に経営者として成長し続けて頂く為には

定期的な経営会議を開催して

現状の課題の共有、

ともに協力して解決する、指導するなども必要ですね。

 

分院開設後にほとんど顔を合わさなかった結果、

いきなり辞めますと分院長に言われた理事長も実在します。

 

分院開設を検討している方は

私のようなミスしないように

早めの信頼関係構築の為の対応をして下さい。

 

また現在分院を開設している方も

後追いでも構いませんので

是非ご参考にして頂き、行動して頂きたく思います。

 

弊社は理事長先生と分院長との

月に1度の経営会議開催サポートもしております。

 

ご関心のある方は以下のURLからご相談のメールを送って下さい。

メールのタイトルは「分院運営相談」とご記入下さると助かります。

分院運営相談をメールで申し込む

 

 

医院の経営に関してお悩みの方は

下記よりお気軽にお問合せ下さい。

 

株式会社ドクター総合支援センター 代表取締役 近藤 隆二

近藤 隆二(こんどう りゅうじ)

医業経営コンサルティング
・ファイナンシャルプランニング

 

クリニックの院外経営幹部として、

医業経営とライフプランの両面から

院長先生を支え続けております。
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