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医療法人の出資持分を親族が経営する株式会社に売却する事は可能か?

2017/09/25

 

皆さん、こんにちは。

株式会社ドクター総合支援センターの近藤隆二です。

 

医療機関も、企業も、

長く経営をしていると実に様々な場面が現れます。

経営者としてはその都度的確な対応をしなければなりませんね。

 

今回は、

持分のある医療法人の理事長先生から、

「医療法人の出資持ち分を娘が経営する株式会社に売却したい。」

と相談を頂きましたので調べてみました。

 

株式会社は医療法人の出資持ち分を買い取れるのか?

株式会社が医療法人の出資持ち分を買い取ることは可能です。

しかし、何の「目的」で買い取るのかが

大きなポイントになってきます。

 

なぜなら、株式会社は出資持分を買う事はできても、

社員になる事はできないので議決権はなく、

経営に参画する事はできないからです。

 

ここには結論として以下のように書かれています。

 

「すなわち、出資又は寄附によって

医療法人に財産を提供する行為は可能であるが、

それに伴っての社員としての社員総会における議決権を取得することや

役員として医療法人の経営に参画することはできないことになる。」

 

ですので、株式会社は社員になれませんので、

途中退社をして持ち分に応じた資産の払い戻しを請求する事はできません。

 

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また、医療法人が剰余金の配当をする事は禁止されています。


つまり、株式会社が医療法人の出資持分を持っていても、

経営権を持つことはできず、

配当や出資持分の払い戻しなどによって利益を得ることはできないのです。

 

株式会社が医療法人の出資持分を所有する事の目的や

意味は何なのかをよく考えないと、

お金を寝かせるだけの結果になりかねません。

 

ご注意下さい。

 

医療法人の出資持ち分の株式会社の買取について以下をご覧下さい。
医療法人に対する出資又は寄附について(平成3年1月17日)(指第1号)
(東京弁護士会会長あて厚生省健康政策局指導課長回答)

 

医療法人の剰余金配当の禁止
(医療法第54条)

 

 

医院の経営に関してお悩みの方は

下記よりお気軽にお問合せ下さい。

 

株式会社ドクター総合支援センター 代表取締役 近藤 隆二

近藤 隆二(こんどう りゅうじ)

医業経営コンサルティング
・ファイナンシャルプランニング

 

クリニックの院外経営幹部として、

医業経営とライフプランの両面から

院長先生を支え続けております。
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