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クリニック内装工事費用のコストダウンのコツ!~電気設備工事編~

2017/03/13

 

皆さん、こんにちは。

株式会社ラカリテの高橋邦光です。

 

まだまだ続く

クリニック内装工事費用のコストダウンのコツ!シリーズです。

 

今回は電気設備工事編です。

 

意外と掛かるクリニックの電気設備!?

電気設備工事というと、

多くの方が照明器具やスイッチ、コンセントを

思い浮かべる事と思います。

 

特殊な照明器具を除くと、

これからの単価はスイッチやコンセントで数百円(調光スイッチは除く)、

照明器具でも5万円くらいが上限ではないでしょうか?

 

では、なぜクリニックの電気設備工事は、

百万円単位の金額が掛かってしまうのでしょうか?

 

まず入居するテナントにより、

工事金額が大きく変わってきます。

 

特に新築ビルの場合は

電気のメーターや分電盤が付いていない場合があります。

このケースでは入居者である先生の費用負担で設置する事となります。

金額的には電灯、動力メーター、分電盤と中のブレーカーで

総額30万円~40万円ほどの余計な出費となってしまうのです。

 

また分電盤が付いていても容量不足の場合もあり得ます。

このケースではキュービクル(金属製の大きな変電設備で

通常は屋上に設置しているケースが多い)の中のブレーカー容量を

大きなものに交換してテナントまでの幹線を太いものに引き直す事もあります。

これらの工事でも概算ですが25万円~40万円ほどの出費となります。

 

このように入居予定の建物の状況により

内装工事金額が変わってきますので注意が必要です。

できれば入居前に専門家にチェックしてもらった方が賢明ですね。

 

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照明器具の選定についても坪単価を抑える工夫があります。

やはり新規開設のクリニックでは

洒落た雰囲気を出す為にも照明器具の選定はしっかり行いたいものです。

 

しかし中にはあまり必要のない場所にまで

お金を掛け過ぎているクリニックも見受けられます。

(これは照明だけでなく、他の要素についても同様ですが…)

 

患者さんが1番不安である場所、

それはクリニックを訪れて最初に飛び込んでくる場所である

受付と待合室だと思います。

 

受付、待合室があまりにも殺風景であったり、

寒々しい雰囲気をであるならば

患者さんはどんな気持ちになりますでしょうか?

ただでさえ具合が悪いのにさらに気分が重くなりませんか?

 

そんなクリニックにしない為にも、

壁紙は少し明るめのものをチョイスし、

照明は強過ぎず、弱過ぎずを心掛けて設計したいものです。

 

私どもラカリテでは、

待合室や廊下についてはダウンライトを設置しています。

ランプの色も電球色にして柔らかいイメージを作るようにしています。

このダウンライトも1個4000円くらいです。

これを30個~40個ほど設置します。

 

診察室や処置室の場合は、

待合室などとは発想が異なります。

 

まず診察に必要な照度を確保する為に、

蛍光灯の器具を選定します。

 

この器具にもランクがあり、

1台あたり15000円~35000円程度までの金額差が出てきます。

 

特に先生のこだわりがなければ、

1番金額的に安価な蛍光灯の器具(*逆富士型)で問題ありません。

 

診察室や処置室に入れば、

先生と患者さんは1対1でやり取りする事でしょう。

いかに華美な装飾を施してもあまり意味をなしません。

 

埋め込み型や小型で照度が確保できるものもありますが、

設置費用、器具代が増えてきてしまいます。

 

照明器具の種類は数多くありますので、

カタログをもとに設計士と相談して

こだわる部分と、そうでない部分について話し合うのがいいですね。

 

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細かい部分で確認しておいた方が良い項目は、

  • ・BGM用スピーカーの有無

    ・ナースコール(トイレからの非常呼び出し)

    ・呼び出しマイクの有無(診察室→待合室)

    ・トイレの人感センサー(トイレに入ると自動で電気が付く→節電対策に有効)

 

最後になりますが、

電気設備工事項目で必ず確認して頂きたいのが

LAN配線の有無です。

 

院長室でインターネットに繋げたいという要望であれば

コストもそれほど掛かりませんが、

電子カルテ用のLAN配線があると大きく変わってきます。

 

最近では開業するドクターのほとんどが

電子カルテを導入します。

 

もちろん内装工事側で配管さえしてあれば、

電子カルテで業者や電話業者でも配線はできますが、

サーバーを置く受付や倉庫などから

各部屋に放射状にLAN配管・配線を行い、

差し込みジャックを設ける工事の場合は

規模にもよりますが30万円~50万円ほどの金額が掛かります。

 

最初に内装工事側で請け負うか、

別業者で請け負うかを確認する事をお勧めいたします。

 

クリニックの内装工事全般に言える事ですが、

実際に見積書を見てもわからない事柄が多くあると思います。

納得ができるまで設計士や内装工事業者に聞いて、

理解をするように心掛けて下さい。

 

特に工事料金に入っているもの、

別途工事が必要になるものなどの確認は怠らないようにしましょう。

これが最後に追加工事として想定外に発生する…という事に

繋がってまいります。

 

 

クリニックの内装工事に関して

お悩みの方は下記よりお問合せ下さい。

 

アドバイザー

株式会社ラカリテ 代表取締役 高橋 邦光

高橋 邦光(たかはし くにみつ)

・医療・介護福祉施設のデザイン
         企画設計施工
・医療・介護福祉施設の改装・
         インテリア提案
・耐震診断・災害対策
・クリニックモールの企画運営
・クリーニング・管理メンテナンス業
・土地活用に関する企画ご提案

TEL:03-5726-9239

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