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内装工事は設計が最重要 その④

2017/05/29

 

皆さん、こんにちは。

株式会社ラカリテの高橋邦光です。

 

内装工事は設計が最重要シリーズ4回めです。

今回は診察室・処置室について考察してみます。

 

理想の診察室・処置室とはどんなものか?

前回は受付や待合室がどの程度クリニックにとって

重要なのかについてお話ししましたが、

今回はドクターやスタッフの領域である

診察室や処置室の重要性についてご説明いたします。

 

診察室というのは

ドクターにとっては患者さんを診察するスペースでありますが、

患者さんにとっては心配事や痛み、症状などを

直接ドクターに説明する場所でもあります。

 

もしそのスペースが患者さんにとって

不安を増大させるような場所であればどうでしょうか?

 

患者さんが不安を覚えず、

安心して診察を受けられる空間とは

どういうものであるかについてお話ししてまいります。

 

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防音性について

待合室との距離が取れないレイアウトの場合は

診察室内のドクターと患者さんの会話の内容が漏れる場合があります。

 

診療科目によっては

デリケートな話しになる場合もありますから

やはり注意が必要ですね。

 

特に精神科・乳腺外科・産科・婦人科・形成外科・美容皮膚科などは

防音性を考慮の上で設計していくべきです。

 

解消方法としてはいくつかあるのですが、

1番軽便な方法は間仕切壁の内側や

天井にロックウールなどを充填して

更にドアも防音対応の製品を使用することです。

 

ロックウールの充填については、

㎡あたり2000円程度でできますのでお勧めします。

 

さらに防音性能を高めたい場合には

遮音シートを壁の内側に貼る方法もありますが、

こちらは少しコストがかさみますので慎重な検討が必要です。

 

ドアも引き戸より開き戸の方が防音性は優れています。

 

また防音については、

グレードや仕様により性能の違いや

金額の違いが出てきますから、

事前にどこまで必要なのかについて

よく設計士と打合せする事をおススメします。

 

間仕切りやドアについて

診察室の隣に処置室を持ってくるレイアウトが比較的多いですが、

この部屋間にドアを設けるか、設けないかも重要です。

 

初めは不要と考えていても、

いざ開業し診察をしてみると

やはりドアを設置して欲しいという要望が出てきます。

 

引き戸であれば

必要時以外は開けっ放しということもできますから、

迷うようであれば最初から設置しておいた方が無難です。

 

また天井まで間仕切り壁を伸ばす事により

音漏れも防げますので、

ひと昔前の診療所のように

隣の部屋の声が筒抜けになるような設計は避けた方が良いですね。

 

処置室について

処置室では様々な検査や採決、点滴が行われる場所であり、

1度に数人の患者さんの世話をしなければならない場合もあります。

 

また必要ベッド数によって部屋の広さを決めていきますが、

ベッドはスペースを取りますから

一部をリクライニングチェアにする事で

省スペース化が図れる場合もあります。

 

また診療科目によっては、

点滴中に少し証明の照度を下げたいとか、

直接光が目に入らないような照明器具が欲しいといった場合もありますので、

事前に要望を伝えておくといいですね。

 

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最近ではデザイン性を前面に押し出したクリニックをよく見掛けます。

競争が激しくなってきた時代では当然の事とも言えますね。

 

しかしながらデザインだけでは

クリニックは成り立たないのも事実であります。

 

建築費や内装費用とのバランスもありますから

お金を掛けるべきところと、

普通で良いところのメリハリを明確にするといいですね。

 

また患者さんのプライバシーできる限り守るという風潮もあり、

医療施設の設計も変化してきています。

 

あくまで患者さんがどういう印象を持つかという点に注意しながら

クリニック作りを進めていきたいものですね。

 

 

クリニックの建築・内装工事に関して

お悩みの方は下記よりお問合せ下さい。

 

アドバイザー

株式会社ラカリテ 代表取締役 高橋 邦光

高橋 邦光(たかはし くにみつ)

・医療・介護福祉施設のデザイン
         企画設計施工
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