各分野の専門家が医師の転職や開業などに必要な情報を配信します。

トップ > 建築、内装設計・施工 > 内装工事は設計が最重要 その⑪

内装工事は設計が最重要 その⑪

2017/07/18

 

皆さん、こんにちは。

株式会社ラカリテの高橋邦光です。

 

いよいよ当シリーズも11回目となりました。

次回で最終回となります。

 

今回は前回に引き続いて、

リニュアル工事の際の設備関係について考察します。

 

意外と大事な空調設備!

前回は設備の中でも

電気設備についてご説明いたしました。

内装工事は設計が最重要 その⑩

 

今回は「空調設備」についてお話しを進めてまいります。

 

01

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リニューアルを行う際に

間仕切壁の位置を変更する場合も多々ありますが、

この変更により

エアコンの位置も変更する必要が出てくるケースが多いです。

 

特に長年使われてきた診療所では、

当然既設のエアコンも老朽化しています。

 

この時に注意が必要なのが、

エアコンを移設する際に

老朽化したエアコンが壊れてしまうケースが多々ある事です。

 

今まではかろうじて動いていましたが、

移設の際のショックで故障してしまう…。

メーカーにより多少の違いはありますが、

製造後10年を経過するとまず部品の在庫がなく、

修理不能となり新品を購入するしかなくなります。

 

そのためリニューアルの際には

エアコンの更新費用も見込んでおくと安心できます。

 

また間取り変更により

新たにエアコンを追加する場合にも

事前の調査をしておく必要があります。

 

通常大きな部屋には天井埋込型のエアコンを設置するのが望ましいです。

これは効率的かつ均等に暖房・冷房効果が出るからでありますが、

天井内のスペースが狭すぎると

埋込型が設置できないケースがあります。

 

この時には壁掛式もしくは自立式のエアコンを導入する事で代用できますが、

埋込型に比べて場所による体感温度差の違いが出やすいです。

 

冷房運転時にはエアコン本体から水を排出するので

排水配管も必要となります。

 

天井埋込型を設置する場合には

冷媒配管(室外機への配管)と

排水配管の天井内でのルートの確保も必要となってきます。

 

壁掛式・自立式でもこれら配管は必要なので

設置可能位置を図面作成時に検討する事が必要となりますね。

 

猛暑の年などでは

エアコンが効きにくいという声も聞こえてきます。

 

部屋の大きさに合わせた容量のエアコンを設置するのは当然ですが、

これは部屋の環境(窓の大きさや西日が直接入り込む)にも

大きく左右されます。

 

条件の悪い場所では

エアコンのサイズアップをお勧めしています。

 

またエアコンの効きに関しては

室外機の設置場所や条件によっても

大きく左右されるので注意が必要です。

熱のこもりやすい場所や温度が上がる場所、

室外機が密集している場所などでは

冷房効率が極端に下がるケースが多く見受けられます。

 

条件が限られていれば仕方ないですが、

事前に条件の良い場所について検討しておくと安心ですね。

 

02

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

エアコンの導入費用が高くなる場合の条件についても

お話しさせて頂きます。

 

導入コストが高くなるケースのひとつとして

室外機の設置場所が限られていて複数台置けない場合があります。

 

この場合にはビルマルチエアコンというシステムで導入する必要があります。

これは1台の室外機で多数の室内機を動かす事ができ、

さらに各エアコンでON・OFF、温度調整ができるシステムです。

 

一般的なクリニックの場合、

このシステムを導入するとエアコンだけで300万円近くの出費となります。

よって事前に予算に盛り込んでおく必要がありますね。

 

逆にエアコン導入費用が安くて済む場合は、

室外機を置くスペースが十分にあり、

室外機1台に対して室内機1台、2台という構成で組んでいくケースです。

 

室外機は5-6台設置する必要はありますが、

コストは下がります。

 

 

クリニックの建築・内装工事に関して

お悩みの方は下記よりお問合せ下さい。

 

アドバイザー

株式会社ラカリテ 代表取締役 高橋 邦光

高橋 邦光(たかはし くにみつ)

・医療・介護福祉施設のデザイン
         企画設計施工
・医療・介護福祉施設の改装・
         インテリア提案
・耐震診断・災害対策
・クリニックモールの企画運営
・クリーニング・管理メンテナンス業
・土地活用に関する企画ご提案

TEL:03-5726-9239

mail:kuni@laqualite.jp
HP:http://www.laqualite.jp/

お問い合わせはこちら