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雇われ院長のメリット、デメリット

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

最近、雇われ院長のトラブルを耳にする事が多いです。

 

今回は分院展開をする医療機関側の事情を鑑みながら

医師にとっての雇われ院長のメリット、デメリットについて

考えてまいります。

 

医師転職雇われ院長

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

成功ストーリーを描けるか?

医師1人で新規開院。

思考錯誤をしつつクリニックが成長。

 

年を経るごとに患者も増えてきて

経営も安定をしてきた。

 

地域住民にも喜ばれており、

資金的にも余裕が出てきたので

さらに地域貢献しようと

事業拡大を検討し始める…。

 

ここまでは右肩上がりの成功物語です。

 

しかし私どもには、

分院を任せた院長とトラブルになっているとか、

急に分院長が辞めてしまって困っているなどの

話しが頻繁に入ってくるのです。

 

理事長と分院長の意識の違いや

雇用する側と雇用される側それぞれの思い、

経営理念、診療方針のズレ…。

これが積み重なってトラブルになるんですね。

 

医師にとって、

リスクを負って新規開業するのは不安だ…

でも今のまま勤務医を続けるのもどうか…

こういう境遇の際に第3の道として

雇われ院長という働き方は選択肢のひとつとして

持っていても良いとは思います。

 

しかしそこには注意すべきポイントがありますね。

まずは雇われ院長のメリット、デメリットを整理してみます。

 

自分に合うのか?合わないのか?
冷静に分析しましょう!

まずはメリット、デメリットを考えてみます。

 

  • メリット

    ●自分で開業資金を調達しない為、リスクが減る。

    ●将来的なご自身の開業に備えて経営を学ぶ事ができる。

    ●勤務医と比較して給与は概ね高くなるケースが多い。

    ●当直がほぼ無いので身体的な負担が軽減される。
    ●院長として仕事ができる。

 

 

  • デメリット

    ●行政上の管理責任を問われる。

    ●オーナーとの関係悪化が致命的となる。

    ●院内の設備や医療機器についての決定権が無い。
    ●医療法上、理事(役員)になるので、経営破綻時には責任を問われる可能性あり。
    ●オーナーの方針転換には従わざるを得ない。

 

どうしてもこのように良い面、悪い面も両方がありますよね。

またオーナーの考え方によって
かなり違いはありますし、

場所やテナントに関して関わる事ができないので、

集患がどうなるかのリスクもあります。

 

では私どもが雇われ院長をご紹介するにあたり

オーナー側のどこを見ているのか?ですが、

 

1、オーナーの方針、目的は?

やはりオーナーの価値観や多店舗展開の目的、

これが最重要です。

 

どうしても条件面、特に給与や待遇に目が行きがちですが

オーナーと私どもが紹介する医師との価値観が合わないと

トラブルの元になってしまいますからね。

 

私どもは求人の詳細を聞き取りする際の面談時に

思いつく限りの不安材料をぶつけ、

表情やちょっとした仕草に出てくる反応も含めて

裏事情も確認します。

 

まず我々がスッキリしない限りは

なかなかドクターにおススメできません。

 

2、契約の種類

次に契約の内容に関しても確認します。

 

通常、雇われ院長の場合は、

<雇用契約>と<委任契約>のいずれかで締結します。

 

雇用契約は労働者としての契約ですね。

こちらは労働基準法等によって身分は守られますし、

正当な理由がない限り、解雇になったりしません。

 

委任契約は理事(役員)としての契約になります。

医療法で「分院長は理事に加えなければいけない」という規定があり

役員としての委任契約では労働法に守られません。

 

突然の解雇なんて事もあり得ます。

自分から辞めたいと言っても

契約期間が残っている場合は

損害賠償を請求される可能性もあるのです。

 

これはどちらがいいとかの問題よりも

事前にしっかり説明があるか?

契約の締結時に丁寧に説明があるか?

これが大事です。

 

どんなに魅力的なオーナーや施設でも

説明を省いて契約を急がれるような場合は

一旦白紙に戻して考え直す事も必要と思います。

 

3.その他

この他にも…

分院の地域柄や施設自体の雰囲気、

医療機器購入やスタッフ採用の権限であったり、

法人自体が倒産した場合の経営責任についても

直接、間接、様々な形で確認をします。

 

雇われ院長職は、

メリット、デメリット両面ありますので

ご自身のキャリアプランに合うのかどうかの見極めが

大変重要になってきます。

私どもはそこから一緒になってサポートします。

 

逆に採用する医療機関側は

クリニックのオーナーとしての

ビジョンや思いを丁寧に伝えるとともに

契約面なども事前に明らかにして

院長候補者に安心を与えて頂きたいです。

 

このようにして双方の考えが合致すれば

地域住民に必要不可欠なクリニックとなりますが、

残念ながら何かが欠如しているケースが少なくありません。

 

せっかく招聘した院長がお辞めになる事になったというのは

医師側にも、医療機関側にも、地域住民にも、

マイナス面が大きいですので、

様々な事例やノウハウを持っている私どもを

上手くご活用頂ければと思います。

 

 

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アドバイザー

ジーネット株式会社 メディカル事業部 事業部長

ジーネット株式会社小野勝広

小野 勝広(おの かつひろ)
東京都練馬区在住 48歳

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