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実践企業が明かす「健康経営/働き方改革」成功の裏側/取材レポート

2020/03/24

ジーネット㈱小野里(おのざと)です。

 

株式会社Mediplat(メドピアグループ)主催の

『健康経営導入の苦悩を解決

 ~実践企業が明かす『健康経営』&『働き方改革』成功の裏側~』

講演イベントに参加し、各企業の「健康経営についての取り組み」、

「働き方改革」について、興味深いお話しをお伺いしてきました。

 

01

 

・主催:Mediplat(メドピア子会社)

・イベントサイト:https://medpeer.co.jp/kenkokeiei/seminar1/

・日時:2020225日(火)1700190016:30受付開始)

・会場:日本橋ライフサイエンスハブ

 

<プログラム・登壇者>

◆健康についての取り組み「健康第1、おもしろ第2」

株式会社ほぼ日 

人事企画室人事担当 趙 啓子氏

 

◆「サイボウズの事例で考える 健康経営につながる働き方改革の本質とは?」

サイボウズ株式会社 

コーポレートブランディング部長 大槻 幸夫氏

 

◆「現役産業医が語る、「健康経営」の本質 ~組織も社員も健康になる仕組み~」

株式会社Mediplat 

医師/産業医 石川 陽平氏

 

講演1部は、「㈱ほぼ日」https://www.hobonichi.co.jp/

健康についての取り組み「健康第1、おもしろ第2」

人事担当 趙 啓子氏 の講演

 

2004年に入社後、カスタマーサポート、ショップの運営を担当。

第2子出産を機に、産休・育休を取得し、復帰。

 

社内で、はじめての産休・育休取得者という事を買われ、

復帰後に、人事に移動。(社内「初」の人事担当者に)

労務管理、給与管理等、人事部の立ち上げから部門を確立。

 

ユニークだったのは、

健康についての取り組みが

「健康第一、おもしろ第二」ということ

 

コピーライター糸井重里氏の個人事務所からスタートした企業ということで、

健康経営もユニークな発想と楽しめる施策に!

 

例えば…

〇虫歯のない会社宣言

『健革連・始動』(けんかくれん・しどう)

わが社の「虫歯総数を把握せよ」

社員合計52本の虫歯総数を減らす取り組み

年1回歯科検診。

 

〇週一回・社内でのエクササイズ

毎週金曜日、「TK体操」の実施

K1選手・TK氏の指導によるエクササイズ)

肩甲骨、股関節を緩める体操。

 

〇休暇取得促進活動

「トラネバの休み」(イパネマの娘のもじり)

年1回5日間、休みを取得する企画

 

また、労働時間の短時間化

集中している時間=収益があげられる時間なので、

勤務時間8→7時間に変更

その為、育児中の社員がフルタイムで就業できる環境作り

 

 

講演2部は、「サイボウズ株式会社」 https://cybozu.co.jp/

「サイボウズの事例で考える 健康経営につながる働き方改革の本質とは?」

コーポレートブランディング部長 

大槻 幸夫氏の講演。

 

これまでの社内の健康経営の取り組みについて

 

今では、ホワイト企業としてのイメージが強い

サイボウズも、

15年前は離職率28%、売り上げ40憶前後で

壁にぶち当たったことも…

 

離職率の高い、IT業界で

離職率を下げながら、収益を上げるための取り組み。

2006年、まず最初の取り組みは

 

「出産がきっかけで退職する社員を減らすため」の取り組み

育児休暇を最大6年間取得可能に

※小学校に上がるまでのイメージ

男性・女性を問わず

妊娠したことがわかったら、いつでも産休をスタートできる

 

結果…出産が理由で辞める社員は「0」 に

 

2007年 選択型人事制度開始

人生のイベントに合わせて

働き方をいつでも変更できる制度を構築

 

◆時間に関係なく働く・ワーク重視型/開発や企画系

◆少し残業して働く・ワークライフバランス型/サポート業務

◆定時・短時間で働く・ライフ重視型/育児中社員

 

結果…女性社員比率が4割までUP!

 

また、社員一人ひとりが、

希望する働き方を

”宣言する制度”を採用

 

ツールで宣言し、全社に自分の働き方を共有

 

結果…介護の為に、在宅ワークを選択したスタッフで

   地元の新規クライアントを開拓した強者も!

 

また、専業主婦16年からの復帰。

短時間で、週4日の勤務等(能力主義)

制度は変えるのではなく、増やす       

その人の希望、効率よく就業できる体制について一緒に考え形にする

 

「働きかた改革ではなく、働き方“開拓”」

会社から押し付けるのではなく、

自分で申請し、一人一人のニーズを受け入れる

 

100人いれば100通りの人事制度

ダイバーシティは作り出すものではなく、すでにある

 

結果・・・離職質率は、20%→4%に!

 

システムを駆使しながら

個人ワークから、チームワークへ

 

その為には、情報をシェアする

◆メールを共有

◆スケジュールを共有

 

ちなみに、社長の予定も含め、他部署も同じく組織改革している情報が

共有できる体制に

 

垣根のない組織体制

組織の風土作り

ダニエルキム教授「成功循環モデル」を参考にし、

「互いに尊重し、結果を認め、一緒に考える」メンバーの関係性を作り、

組織の質が上げていくことばポイント

 

上記のような取り組みで

体調不良時、メンバー休暇中もチームで対応できる体制作りに

 

会社ファーストをやめよう

働き方改革 = 会社のため

◎働き方改革 = 社員のため

 

会社という「虚構」のためではなく、 人間という「実存」のための改革

 

✖働き方改革 = 生産性向上

◎働き方改革 = 多様性向上

 

社員一人ひとりが幸せになる働き方を受け入れること

 

社員にとって幸福な「働き方改革の秘訣は」

 

通勤しなくても働ける状態

ネットでつながるインフラ整理は必須

 

オープンな 情報共有の 仕組み

  ↓

風通しの良さ

  ↓

多様な働き方と評価

  ↓

多様な個性を認める 公明正大 自立と議論

 

 

講演3部、株式会社Mediplat https://medpeer.co.jp/

「現役産業医が語る、「健康経営」の本質 ~組織も社員も健康になる仕組み~」

医師/産業医 石川 陽平氏の講演

 

この20年、仕事に関する価値観が変わってきている。

 

CMにみる、働き方の変遷

第一三共「リゲインの広告」

1989年「24時間戦えますか?」

2016年「3、4時間戦えますか?」

 

働き方が変わっている。

何のために働くのか?が問われる時代に

 

働き方改革に企業が苦戦

「“はたらく“とは何か」

「どのように、はたらいて欲しいか」 という視点が改めて重要に

 

本質的な部分が、置き去りになっていると

申請ベースの残業時間が少なくなっているが、

結局はサービス残業という現実

 

効果的な改革の為には、

“法律に準拠するため” という受動的意識ではなく、

 “社員が働きやすい環境を促進する” 意識で

能動的に実行する必要あり

 

その為には…

 

◆社長及び部門リーダーの「理想の勤務体制へのコミットメント」が必須

単なるKPI設定だけではなく、

社員が幸せになるようなメッセージを込めていくことが必須。

働き手に目標だけをかしていないか?

目標の先に目的はあるか?

目的を社員に語れるか?

     +

◆効果的な衛生委員会等の活動

 堅苦しく考えず、「はたらく環境を、もっと良くする」

健康=医療に関わるもの に限る必要なし

「働きやすさ」を向上させるために、「ひっかかること」を改善していく

EX

オフィス環境、育休・産休、スキルアップ

ストレス対策、生活習慣、マネジメント

    +

◆社内文化の改善

     +

◆産業医やツールの導入

オンライン産業医(オンラインで面談)

医師に24時間、チャット形式で健康・医療相談可能

産業医が常駐していない事業所、海外の事業所も対応可。

本人は匿名、医師は実名で、相談可(診療科目は、ほぼ全ての診療科を網羅)

 

 

講演では、各社の業種や理念、

経営陣の方針により、様々な取り組みについてのお話を

お伺いできました。

 

ジーネット㈱では、上記のような取り組みを

どのように、医療に落とし込んでいくかについて

模索していきたいと思っております。

 

臨床でのAIの導入やインフラ整備、

遠隔診療等による、

人的負担の削減が進んでいますが、他業種と異なり

医療という特殊な分野であるが故に

改善が遅れている部分も多く存在しています。

 

今後、様々な取り組みについての取材とあわせて

「医師の働き方改革」について考えていきたいと思っております。

 

ジーネット株式会社 メディカル事業部 小野里 りか

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