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医師は紹介会社をどう使いこなすべきか? その②

2017/06/16

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

前回は

医師は紹介会社をどう使いこなすべきか? その① と題して

現状の医療系紹介会社について分析してみました。

 

今回は実際に医師が紹介会社を利用する際に、

どのような点に気を付けて

上手く使いこなしていくかを考察してみます。

 

紹介会社の経営方針を見抜こう!

たかだか人材紹介会社とは言え、

その経営方針を見抜く、把握するというのは

そう簡単ではありませんね。

 

どこの会社でもホームページ上では

美辞麗句を述べていますし、

WEBではきれいごとばかりの宣伝広告が氾濫しています。

 

またランキングサイトのように、

支援者である企業のバイアスが掛かった

アフィリエイトサイトが偏った情報を提供して

混乱を招いている事実もあります。

 

ですがここでチェックすべきポイントなのは、

ごくシンプルに下記の3点だけでチェックして下さい。

 

  • ① 人材紹介事業以外に他の事業を行っているか?

    ② 経営者、担当コンサルタントの氏名、写真は出ているか?

    ③ 求人主導か?プランニング主導か?

 

たったこれだけで充分です。

ひとつずつ見ていきましょう。

 

①については、

人材紹介を本気で行っているのか?

ついでなのか?

ここを把握しましょうという事ですね。

 

例に出して申し訳ないですが、

本業は調剤薬局の経営ですとか、

医薬品情報の提供をしていますとか、

まあこの辺りはまだいいですが、

なかには本業はアパレルですとか、

携帯ショップですなんてケースもあります。

 

本業が他にある企業が本気で紹介業を行う訳はなく、

当然在籍しているスタッフのスキルやモチベーションも

想像つきますよね…。

 

②も同様ですが、

医師だって病院のホームページに氏名、顔写真、経歴が掲載されますよね。

ホントは嫌な方もいらっしゃるのでしょうが、

それが患者の安心に繋がり、

提供する医療にプラスになるのであれば出さざるを得ませんよね。

 

紹介会社だって同じです。

どこに出ても恥ずかしくない仕事をしているなら

当然出すべき情報です。

これをしていない企業は問題ありです。

 

③が最大のポイントです。

求人が何万件もありますとか、

非公開求人が多数ありますと大々的に謡っている企業は

求人主導の方針ですから、

求人案内以外の仕事には期待しない方がいいでしょう。

 

求人だけあればいいという割り切りができる先生なら良いですが、

手厚いサポートをして欲しいとか、

自分の可能性を探りたいとか、

中長期的なキャリアプランを考えたいという先生には不向きです。

 

ただ残念ながら現存する医療系紹介会社の中では

約9割がこの求人主導型であります。

 

その企業の経営方針的にはNGでも、

運良く実力のある担当者が付いてくれれば…という事で、

次は担当者について考えます。

 

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担当者の力量を見抜こう!

医療機関も倒産したり、M&Aされたりする時代です。

政府は財政的に増え続ける社会保険料を放置はできません。

入院から在宅という流れ、

混乱を続ける新専門医制度の行方も見えず、

臨床研修医制度が変わって以降、

医師も自身のキャリアプランを考えざるを得ないと思います。

 

そんな医師に対して、

ご希望を教えて下さいとフォーマット通りに各項目を埋めて、

システム的にマッチングをして、

この求人はいかがですか?なんて仕事をする

担当者で安心してお任せできますでしょうか?

 

本来であれば事前に担当者の人となりが把握でき、

この担当者にお願いしたいと依頼できればいいのですが、

残念ながら事前にどの人が担当になるのか、

また担当者を選べるケースは非常に少ないです。

問合せをしてみて初めて…というケースが大半です。

 

ではどんな担当者なら信頼できるか?ですが、

 

  • ① 自己紹介を丁寧に行う。

    ② 紹介業や医療に関する職務経験をオープンにできる。

    ③ 社会人としての基礎ができている。

    ④ 仕事に誇りを持っている。

    ⑤ いい人…だけではない。

 

医療系紹介会社には、

若手からベテランまで多様な人材が在籍しています。

 

しかし医師の転職支援に関する経験値が高く、

なおかつ医師のキャリアに対して

豊富な事例やノウハウできちんと相談に乗れる人間は

圧倒的な少数派であります。

 

経験が浅いなら浅いなりに他の要素で

埋合せをしなければなりませんよね。

 

こういう考えを持つ事なく、

ただ上から指示されて動く人間は

頼りになりませんし、信頼も置けません。

 

だいたいが①自己紹介ができない、つまらない人間です。

また②紹介業や医療系の職務経験を明らかにしない人も

劣等感を抱えているという事ですね。

 

最も大きな問題なのが③です。

約束を守らない、時間を守らない、連絡が来ない、など

キャリアコンサルタントとしてどうなの?どころか

もう社会人としてなってません。

 

しかし会社が教育せず、

求人案内以外の仕事をさせないと

こういう人間しか残らないんですね。

 

ついでに言うと、

人様の転職支援を生業としているのにも関わらず、

一刻も早く会社を辞めたいと考えていたり、

この仕事は合わないと思っていたり、

そういう人間も少なくありません。

 

④に関する事ですが、

仕事に誇りを持っていれば

自信満々で、熱意を持って業務に取り組むでしょうが、

そうでない場合は仕事だからしょうがなくやってるんですね。

誇りのない人間は相手にしない方が良いでしょう

 

最後の⑤が微妙なのですが、

とても人柄が良く、一生懸命で好感が持てる担当者もいます。

しかし仕事の実力が伴っているかは別です。

 

多少不安はあるけど、

頑張っているし、可愛げもあるし、一生懸命だから、

この人に任せようと思っていると、

条件交渉のような切った張ったの場面で

不利な条件を飲まざるを得なくなったりします。

 

いい人…で通用するほど、

転職マーケットは甘い世界ではありません。

 

個人的には、

人材紹介業の経験、もしくは医療系のビジネス経験が

最低でも10年はなければ

本物のコンサルタントにはなれないと思ってます。

 

明らかな能力不足、経験不足の人間が、

システムの力を借りてゴマカシてしまっているのが

昨今の医療系紹介業界でもあります。

 

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自分に合う会社、担当者と末永く付き合おう!

今、私の手元に

「人材サービス産業の近未来を考える会」という組織がまとめた

<より多くの人々に多様な就業機会を

 2020年の労働市場と人材サービス産業の役割>というレポートがあります。

 

各界の名だたる方々が議論し、

人材業界はこうあるべき!と発信しています。

 

この中に

人材サービス産業に何が求められるのか?というテーマがあります。

 

  • 人材サービス産業には、

    企業の人材活用のパートナーとして、

    また、個人のキャリア形成のサポーターとして、

    社会全体の就業率を高める事が期待される。

     

    この役割を果たすためには、

    企業の採用・人材活用における阻害要因と、

    個人の就業における阻害要因を取り除き、

    企業・個人双方のニーズをこれまで以上に

    きめ細かくバランスさせなくてはならない。

 

企業を医療機関と置き換えて読んで頂けると

わかりやすいですね。

 

その上で、

 

  • すなわち、人材サービス産業は、

    個人と企業の双方に関わりながら、

    「個人が将来に展望を持つことができ、

     企業の競争力も向上する」という

    難しい命題を同時に実現していかなくてはならない。

 

医師の世界は、

大学医局という絶対の存在があり、

キャリアパスが限定されやすいです。

 

だからこそ人材紹介会社による外部労働市場を通じた

キャリア形成支援の余地が大きいと考えます。

 

つまり単なるマッチングによるキャリア形成支援ではなく、

新たな職場を選ぶという人生の節目に、

個人の成長やキャリアプランの実現を考慮して、

求人医療機関の人材ニーズと結びつけねばなりません。

 

・夢や希望、ビジョンと現実的な可能性のすり合わせ。

 

・中長期的な視点から

 能力向上につながる職場選択のサポート。

 

・処遇の向上。

 

人材紹介業とはこのような機能を果たさねばならず、

医師という公共性の高い職業の転職支援をするという事は、

本来は、ここまでの責務を持って行うべきです。

 

しかし残念ながら現状では、

志高く、医師のキャリア支援を通じて、

医師自身の成長に寄与し、医療機関の発展、

そして社会貢献、地域貢献を果たすべく

エージェントとしての役割を全うしようとしている企業、

担当者は劇的に少ないです。

 

このような現状の中で、

医師が紹介会社を上手く活用しようと考えた場合には、

 

  1. 実力があり、自分に合った会社、担当者を
    適切に選ぶ。
  2. 中長期的な付き合いができるか?を
    判断基準にする。
  3. 社会の為、医療業界の為になりそうな
    企業、担当者と付き合う。

 

このように考えて、

選択するしかありません。

 

間違っても知名度の高い会社だからとか、

宣伝広告をよく見かける会社だからとか、

知人からの紹介だからという情緒的な判断を下さない事です。

 

 

前回、今回の2回に分けて、

医療系の人材紹介会社の現状、課題、選び方を

述べてまいりました。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

医師のキャリアプラン、キャリアパス、キャリアビジョン、

キャリアデザインについてご相談したい方は

下記からお問合せ下さい。

 

アドバイザー

ジーネット株式会社 メディカル事業部 事業部長

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小野 勝広(おの かつひろ)
東京都練馬区在住 48歳

 

医師・看護師の人材紹介事業、

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