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雇われ院長に就任する際のチェックポイント!

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

昨今雇われ院長という働き方をする先生も

少なくありませんね。

 

今回はこの雇われ院長にスポットを当てて

考えてまいります。

 

雇われ院長求人のポイント!

病院でも、クリニックでも、

雇われ院長という求人案件はありますが、

一般的にはクリニックの方が多いと思います。

 

ここでチェックすべきポイントは大きく分けて3点です。

 

  • 1、オーナー(本当の経営者)は誰か?どんな人か?

    2、権限はどの程度与えてくれるのか?

    3、数年後にクリニックを譲渡してくれるのか、否か?

 

ひとつずつ見てまいりましょう。

 

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1、オーナー(本当の経営者)は誰か?どんな人か?

雇われ院長の求人は、
待遇も良いものが多く見栄えはいいです。

しかしその実態は?となると、

よくよくチェックをしないと後々後悔する事になりかねません。

 

そのチェックポイントとして最重要なのが

 


・オーナーはどんな人か?

・オーナーのビジョンは?コンセプトは?

・オーナーはクリニックを持って何を実現したいのか?

 

このようなものがあります。

 

実質的なオーナーで多いのは、

① 医療法人

② 医師

③ 調剤薬局

④ 介護福祉系の企業

⑤ その他の一般企業

この辺りではないかと思います。

 

当然、医師にとっては①、②は安心できますよね。

ビジョンやコンセプトを伺い納得、共感でき、

待遇面で報われるのであれば前向きに考えても良いでしょう。

(ただしビジョン、コンセプト、待遇に裏側も要チェックです)

 

問題は③~⑤です。

 

調剤薬局はその立ち位置が医師とは一蓮托生になります。

クリニックが流行らなければ薬局も流行らない訳で、

そういう点では組みやすいと言えます。

 

しかし調剤薬局も大手から中小零細まで様々です。

当然、資金力、知名度、集客力、マーケティング力、

マンパワー、企業理念、営業方針、目的などは千差万別です。

 

その点はよく見極める必要がありますし、

M&Aの激しい業界なので

場合によっては状況が一変する可能性もなくはありません。

 

願わくば医師と薬局の間に立って諸々調整してくれる

コンサルタントを絡ませた方が良いと思います。

(もちろんコンサルタントも千差万別なので信頼できる人限定です)

 

④に関しては医療と介護は連携しやすく、

相乗効果も少なくありませんよね。

 

ただ難しいのは主導権がいずれにあるか?だと思います。

介護主導になってしまうと、

医療側から考えると非常識のような施策もあり得ます。

 

なぜクリニックが必要なのか?

この点については綿密な打合せを何度でも持つべきと思います。

 

最後の⑤は最もリサーチが必要です。

企業はどうしても営利を追求しなければなりません。

 

これだけはいかんともしがたい所で、

いくら社会貢献だとか、CSRだとか、

きれいごとを並べていても赤字運営を続ける事はできません。

 

営利を追求する企業と

患者の為を思う医師がぶつかってしまって

話しが壊れるケースが少なくありません。

気を付けて頂きたいものです。

 

2、権限はどの程度与えてくれるのか?

とは言え、オーナーがまともな方で、

ビジョンやコンセプトもしっかりしており、

クリニックの存在意義などもよく理解できるのであれば

上記①~⑤のいずれでも組むのは悪くはないと思います。

 

ここからは先生ご自身の待遇や条件について考えます。

 

具体的には、

① 給与等の雇用条件

② 決裁権

③ スタッフ ですね。

 

そんなの当たり前だろうと思いつつも

やはり大事な①ですが、これが結構後々問題になるのです。

クリニックの売上と連動してあり、

業績悪化により給与が減った…なんて事もあり得ます。

 

雇用条件については、

今すぐの部分だけではなく、

中長期的な視点でしっかりチェックしておくべきです。

 

②に関してよくあるのが、

経営に関してはこちらでやるので、

医療現場についてはお任せしますというパターンです。

 

ところが蓋を開けてみると

何もかもがんじがらめで

実際には診察以外は何ひとつ決裁権がないという事もあります。

 

相手方は是が非でも院長を招聘したい訳です。

だから院長になってくれるまでは

もういくらでも先生にとって好ましい事を言います。

 

でも院長が決まって、

クリニックが開院できれば話しは別です。

 

大まかであっても決裁権についてはよく話し合い、

契約書などで残しておくべきと考えます。

 

最後の③のスタッフですが、

スタッフが院長を向いて仕事をするのか?

本部の方を向いて仕事をするのか?によって

先生の仕事のしやすさは格段に異なります。

 

採用をすべて本部に任せてしまうのではなく、

できればご自身で選んだスタッフを雇用したいですね。

そうでないと院長の一挙手一投足を本部に報告するような

まるで敵のようなスタッフと仕事をしなければならなくなります…。

 

3、数年後にクリニックを譲渡してくれるのか、否か?

上記では少しネガティブな話しになってしまいましたが、

これも失敗事例を知る事で、

同じ過ちを起こさないで頂きたいからであります。

 

非常に上手く行っているケースもありますから、

不必要なまでにご心配する事はございません。

 

さて最後にクリニックの譲渡に関して述べます。

 

よくあるパターンとしては、

〇年後に院長先生が望むのであれば

安価にクリニックを譲渡いたしますという契約です。

 

しかしこれは要チェックです。

いざ譲渡を希望しても何だかんだと難癖付けて

譲渡させないという事例もありますし、

とんでもない金額を提示されたという事例もあります。

 

またそもそも譲渡がない場合もありますし、

院長に就任するだけでなく、

長期的にそのクリニックがどうなるのか?

ご自身がどう関わり、どのように処遇されていくのか?

事前にしっかりと把握しておくべきですね。

 

院長就任はゴールではなく、スタートです。

本当のゴールまで見据えた上で

お話しを受けるのかどうか慎重に検討した方が良いですね。

 

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雇われ院長になって大失敗した…という声が

実は私どもには何件も届いています。

 

だからこそおいしい話しに安易に乗るのではなく、

丁寧にリサーチをした上で

適切な決断をして頂きたく、情報提供しました。

 

次回は雇われ院長になっての成功談、失敗談について

お伝えする予定です。

 

 

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アドバイザー

ジーネット株式会社 メディカル事業部 事業部長

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小野 勝広(おの かつひろ)
東京都練馬区在住 48歳

医師・看護師の人材紹介事業、

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