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雇われ院長に就任した成功事例と失敗事例!

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

前回は「雇われ院長に就任する際のチェックポイント!」として

雇われ院長に就任するメリット、デメリットを考えつつ

どういう点に気を付けるべきかをお知らせしました。

 

今回は実際に雇われ院長に就任しての事例をご紹介します。

 

雇われ院長って結局どうなのよ?

私どものように医師の転職支援と、

クリニックの開業支援を両方行っておりますと、

ちょうどその中間に位置する雇われ院長に関する

様々なお話しが入ってきます。

 

私どもにも守秘義務がありますので、

差し支えのない範囲で情報提供いたしますので

ご参考にして頂けると幸いです。

 

ではまずは失敗事例から…。

 

いきなり給与を下げられた!

50代前半のT先生。

経験豊富な呼吸器内科医ですが、

今お勤めの病院では1人部長になっており、

非常勤の先生は3名いるものの

正直負担が大きくて、体力的にもキツイそうです。

 

自分はずっと勤務医でいいと考えていたそうですが、

この状況が続くなら開業してもいいかな?と思うようになり、

少しリサーチしてみようと動いてみたら

ある調剤薬局さんから雇われ院長の話しを貰ったそうなのです。

 

資金的な負担がなく、

経営面はサポートしてくれ

先生はただ診療に専念してくれればいい。

 

おお、自分には金銭的な負担はなくて、

しかも当直はなくなるし、休みも増える。

診療所は自宅から通いやすい場所にあるし、

給料は少し上がるだけだけど、

好きなように診療していいだなんて

これは魅力的なオファーだ!と考えたT先生は

この話しを受ける事にしました。

 

開院から3か月。

なかなか思うように患者さんは増えません。

正直、結構暇です…。

 

こんなんで大丈夫なのかな?と心配はありましたが、

経営面は本部で行うとの事でしたので、

T先生は来た患者さんを丁寧に診察していました。

 

開院から6か月。

さすがにスタッフさん達も不安になってきたようで、

本部に掛け合っているようです。

 

そして開院から1年が経った時、

本部に呼び出されたT先生はいきなり減給を言い渡されました。

 

患者が増えないのはT先生の診察に問題がある。

スタッフの心も離れている。

集患に対する意識が低い。

診療報酬の取り方が甘い。

患者さんに対する態度が悪い…などなど…。

 

しかもその下げ幅は結構なもので、

これはT先生としては到底納得のできるものではありません。

 

異議申し立てをしたものの、

結果としてT先生に任せた診療所が1年経っても

赤字運営になっている事を言われれば、

T先生としても責任を感じない訳ではありません。

 

しかし当初は診療に専念してくれればいいと言っていたのに、

いきなりのこの処遇…。

 

納得できないT先生はこちらをお辞めになる事になりました。

やっぱり上手い話しには裏があるよね…と嘆いておられます。

 

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え!閉院ってそんな…。

美容皮膚科医のY先生。

もともと形成外科出身なので

美容外科にも関心を持っていらっしゃいます。

 

知人を通して耳寄りな話しを聞きました。

 

今度、ある大手企業が全面バックアップして

新しい美容クリニックが立ち上げる事になっていて、

そこの開設管理者になってくれる医師を探している…。

 

都心部の超一等地を押さえており、

内装工事も多額の費用を掛けて相当ゴージャスに作っている。

集患マーケティングに関しても

母体が一流企業だけあって資金力があるので

業界に旋風を巻き起こすくらいに行う予定だ。

 

しかも診療内容は医師の方で決めて頂いて構わず、

その先生のネットワークを使って

名のある非常勤を集めたりしても構わない。

 

Y先生は美容皮膚科領域を中心に、

知人の美容外科の先生にも来て頂いて

自分自身もオペに携わるような環境を作るチャンスと考えて、

この話しに乗る事にしました。

 

それから10か月後…、閉院が決まりました。

思っていたほど儲からないというのが理由だそうです。

 

Y先生自身も騙された…と思ったそうですが、

実はその大手企業も騙されたと思っており、

要は間に入っていたコンサルや様々な業者が

クリニックと企業の間に入り多額の儲けを搾取していたそうです。

 

それなりに患者を集めていたY先生。

悔しくて眠れない日々が続いたそうです…。

 

話しが全然違うじゃん!

大手の紹介会社に転職に関して問い合わせたN先生。

担当者とお会いして希望条件をお伝えしました。

 

当直なし、オンコールなし、早出遅番なし、残業なし。

年収は1800万円以上で、忙しくない環境を求めている…。

 

そこで案内された求人がある医療法人の分院長案件でした。

 

立ち上げであれば自分の好きにできるだろうし、

最初は患者も少なくて楽ができるな…。

 

法人側も至れり尽くせりの対応で、

しかも年収は1900万円でオファーしてくれましたし、

診療に関してはN先生に全てお任せすると言ってくれてます。

金額的にも満足だ…という事でこの件をお受けしたN先生。

 

ところが…。

好きにやっていいと言われていた診療は、

本院の院長が2日に1度ほど顔を出してきて

やいのやいのと指示をしてきます。

 

しかもスタッフも本院の院長を向いて仕事をしているし、

自分の味方は院内にはいない…。

 

挙句の果てには患者が増えないのはN先生の診療が悪いとか、

もっと検査を増やしてもらわねば困るとか、

辞めたスタッフはN先生のパワハラが原因だとか、

もう何でもかんでもN先生に責任を被せてきます。

 

紹介会社にクレームを言っても、

入職後の事までは責任が持てません…と逃げてるし、

もういかんともしがたくN先生は退職する事に決めました。

 

結局、開設管理者なら誰でも良かったんだよね…。

後々知ったんだけど、物件を決めて内装工事をしてから、

半年以上院長が決まっておらず、

もう誰でもいいからやって欲しい…そういう状況だったんだよね…。

 

最初に聞いてた話しと全く違うじゃないか…と

憤慨しているN先生でした。

 

こういうパターンは上手く行きます…成功事例!

開業志向だったK先生。

そろそろ準備をスタートするか…と考えて

奥様に相談をしてみると何と大反対…。

 

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マ・マジか…。

今までは自分の好きなようにさせてくれたのに

なんでこんなに頑なに反対するんだ?と聞いてみると

「私だって好きにさせてあげたいわよ。

でも上の子が来年高校受験、下の子は今年中学生。

ちょっとタイミングが悪いと思わない?」

 

う~ん、そう言われれば…。

とは言えせっかくその気になったK先生は、

じゃあ開業は下の子が大学に入るまで待つとしても

それまでに開業にプラスになる経験を積んでおこうと考えて

選んだのが分院長でした。

 

元々開業志向を持つK先生ですから、

経営マインドは持っています。

クリニック開業だけでなく、経営書なども読んで

自分なりに勉強はしてきたつもりです。

 

でも分院長案件はオーナーのビジョンによって

まったく違うと聞いていましたので、

紹介会社のコンサルタントに依頼しました。

 

依頼内容は、

・正統派で医療に真面目に取り組んでいるオーナー

・5年後くらいに独立開業する可能性がある事を認めてくれる

・本部と自分の役割分担を明確にして取り組ませてくれる

 

この3点です。

担当のコンサルタントから紹介された案件は

オーナーの素性もしっかりリサーチされていて、

なぜクリニックを持ちたいのか?

どんなクリニックにしたいのか?という

ビジョンやコンセプトが非常に明確でした。

 

おまけに条件面も自分が想像していたよりも少し良く、

よし、まずは話しを聞いてみようとK先生は決めました。

 

面接日にクリニックに伺うと、

オーナー筋のトップ自らが熱い思いを披露してくれて、

総務・人事・経理の担当役員が詳細を教えてくれます。

 

そればかりかもしK先生が赴任してくれるなら

こういう契約書を締結しますと

事前に想定し得るリスクを全て契約書に明示して

なおかつ役割分担も後々言った言わないとならないように

全て書面にて明らかにされていたのです。

 

むしろK先生が想定できていなかった事までも

しっかりと契約書面に網羅されており、

お、これは相当にしっかりしたオーナーだな…という事が

よ~くわかりました。

 

自分が依頼した内容よりも充分に満足できるお話しを聞き、

よし、ここで頑張ろうと気持ちよく決断できました。

 

それから1年後、

K先生はこちらの院長として充実した日々を過ごしています。

正直、不安はなくはなかったけど、

オーナー筋が想像よりもしっかりしていて、

間に立ってくれた紹介会社のコンサルタントが

今でも時々顔を出してフォローしてくれています。

 

後々知った事なのですが、

オーナー側もどのようにして医師を招聘するか

試行錯誤していたようです。

 

紹介会社のコンサルタントからのアドバイスを受けて、

その通りに進めていったら良い環境が出来上がり、

そしてK先生と出会えた…と。

しかもK先生を招聘する為に親身になってアドバイスもくれて、

彼がいたからこそ我々はタッグを組めたんだ…と

オーナーも大喜びです。

 

K先生ご自身も確かに彼ならそこまでするだろうな…。

きっと我々には想定できない事もしっかりと見据えて、

丁寧にご縁を繋いでくれたんだろう…。

もともとは大学時代の同僚に紹介してもらったんだけど、

とても良いご縁を頂いたなあ。

 

K先生とオーナーは今でも相思相愛で、

その後、条件面もさらに良くなったそうです。

開業せずにこのままここにいてもいいな…と

最近は思うそうです(笑)。

 

 

以上、失敗事例3つ、成功事例1つを

ご紹介させて頂きました。

 

きっとここから得るものはあると思います。

やはり事例とノウハウを知る事で、

自らの参考にできるといいですよね。

 

 

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ご関心あれば下記よりお気軽にお問い合わせ下さい。

 

アドバイザー

ジーネット株式会社 メディカル事業部 事業部長

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小野 勝広(おの かつひろ)
東京都練馬区在住 48歳

医師・看護師の人材紹介事業、

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