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キャリアアップだけでない医師の多様な人生!

2017/09/20

 

皆さん、こんにちは。

ジーネット株式会社の小野勝広です。

 

医師とは基本的には成長意欲の高い勉強家な方が

非常に多い職種だと思います。

 

しかし人生いろいろ…。

時にはいったんキャリアダウンする事もあれば、

一時的なキャリアチェンジもありますし、

暫定的なキャリアストップだってありましたし、

年齢とともにキャリアスローダウンなんて事もあります。

 

私はキャリアプランを立てましょう!と提唱していますが、

それは常にキャリアアップしましょうという事と同義ではありません。

人生のフェーズに合わせて柔軟に組み立てないといけませんね。

 

今回はキャリアアップだけではない

様々な医師のキャリアに関して3つの事例をご紹介いたします。

 

1、体調が思わしくなくキャリアチェンジ

心臓血管外科医のY先生。

症例経験も豊富で手術の腕前も一流。

おまけに人柄まで素晴らしく、

どこに出ても恥ずかしくない医師でした。

 

しかし長年のQOLを無視したハードワークがたたってか、

40代も半ばを過ぎてから

なかなか疲れが取れず、頭がさえない日も出てきてしまい…。

 

ある時、ミスには繋がらなかったものの

あまりにも基本的な処置でちょっとした失敗をしてしまい、

自分が許せなくなるとともに自信も喪失…。

 

このままではいけない。

致命的なミスに繋がってからでは遅い…。

強い危機感を持ったY先生。

 

今までは大学病院や国公立などの自治体系病院など

いわゆる3次救急の病院で勤務をしてきたのですが、

このままのハードな環境で続ける事に不安を持ち始めて

自分の今後の事を考えつつ求人をリサーチし始めたのです。

 

今より少しQOLを高めないといけない。

でもあまりにも最先端の臨床から離れすぎるのは嫌だ。

これを両立できないかと悩んでいたところ、

知人のドクターに紹介してもらったコンサルタントとお会いしました。

 

ひと通りの話しをしてみると、

某民間病院の心臓血管外科部長がY先生と似た境遇で、

1度お会いしてみたらいかがでしょう?との事。

 

関心を持ったY先生は、

その先生とお会いしてみたところ、

とても共感でき、その上でこの先生となら

自分の求める仕事ができるのではないか?と思ったのでした。

 

すると君がその気なら院長に掛け合ってあげよう。

きっと条件的にも、心情的にも今より良くなると思うよと言ってくれ、

結果的にはその病院でお世話になる事になったのです。

 

優秀で人望もあるY先生ですから、

今までお勤めになってきた病院からも引き留めに合い、

主治医となっている患者さんも多く引継ぎにも時間が掛かりましたが、

約1年後に無事に円満退職、そして新天地に入職。

 

それから約10か月…。

Y先生は本当に良いご縁になったと感謝しています。

 

QOLは劇的に改善され、

部長の先生とも良好な関係が築けています。

もう1名の若手の常勤医師にも慕われて、

3人で助け合い、補い合える関係が作れているそうです。

 

しかも診療内容もごくごく一部を除けば、

今までの自分のキャリアを活かせるし、

高度な医療にも充分に携わっていけています。

 

おまけに待遇もかなり良くなり、

年収も結構上がったようで…。

大満足のキャリアチェンジを実現したY先生でした。

 

今までの自分は視野が狭かったんだなあ。

最善の道を歩いてきたつもりだったけど、

それはあまりにも近視眼的に目前の道を歩いてきただけで、

少し脇道に入ればさらに良い世界があったんですね~と

充実した日々を過ごされています。 


2、子供のためにキャリアストップ

脳神経外科医のM先生。

大学医局に所属しており現在は講師。

臨床を中心に、教育、研究と忙しい日々を過ごしています。

 

奥様は医療従事者ではないものの、

自分の仕事をリスペクトして全面的に協力してくれていたそうです。

 

おかげで夜間帯や休日の緊急対応にも気持ち良く送り出してくれ、

M先生ご自身は家庭の事は全て奥様に任せきりにしていたそうです。

 

ところが中学2年生になったお子さんが

医学部を目指したい!と言い出した時に奥様が、

「私ではそのための教育はできないわよ。

 申し訳ないけどあなたがサポートしてくれないと…」と

助けを求めてきたそうです。

 

ふむ…。今まで本当に自分を助けてくれたし、

子供が医者を目指したいという気持ちも嬉しい。

ここは自分がやらねばならんだろうな…とは思ったものの

今の職場ではそう簡単ではないのは自明であります。

 

このまま大学で出世をしたいという気もそれほどないし、

民間病院に転身した先生方もそれなりに楽しそうにやってるしな…。

 

そこで出入りの医療機器ディーラーに

医者のキャリア支援とかしている人を知らないか?と相談すると

いい人がいますと紹介してくれました。

 

その人に事情を説明すると、

M先生は別に大学の仕事が嫌いな訳ではないんですよね?

だったら期間限定でキャリアをステイする方法はどうですか?

実はその方法はいろいろあるんですよ…と提案くれた内容が

これがM先生にとっては実に心地いい。

これなら一旦キャリアアップは止まるけど、

その後に充分に取り戻せる。

 

しかも子供に対してもしっかりサポートできるし、

稼ぎも今と変わらなくて済みそうだ…。

 

あれから2年半。

お子さんは医学部受験を控えてピリピリしてますが、

成績は当時と比較してかなり上がっており、

M先生から見ると何とか大丈夫だろうというレベルまで来ているそうです。

 

またご自身は自由度の高い常勤先と週1日の非常勤先で

腕を鈍らせないように、そして収入が減らないように、

それなりに満足した仕事ができているそうです。

 

とにかく子供を医学部に入れる事。

そしたら自分もまたバリバリ働いて、

しっかりお金を稼がないとね…と笑うM先生でした。

 

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3、そろそろキャリアスローダウン

もうすぐ還暦になるS先生。

40代後半に大学病院から民間病院に転身し、

診療部長を任されるようになりました。

 

院長、副院長とも協力し、

医師の在籍数も安定しており、診療体制はバッチリです。

 

今でも週5日の勤務で、月に2回ほど当直もこなしており、

外来枠は多くないけど、受け持ち患者はそれなりに多く、

若い先生方のマネージメントもかなり丁寧に行っています。

 

自分で言うのも何ですが、

ホントによくやってきた…そう自負しています。

 

お子さん2人も社会人となり、

ローンで買った自宅も完済しました。

 

もう悠々自適、何ら不満、不安のない人生ではあるのですが、

ある晩に奥様がふと漏らした言葉が

S先生の脳裏に焼き付いて離れません。

 

あなたは本当に立派なお医者様で、

私も鼻高々でいられたわ。

でも…しょうがないんでしょうけど…

どうしても仕事が最優先で患者さんの為なら

夜だろうと休みの日だろうと病院に駆けつけて…。

頭が下がる思いですけど、

私も陰ながらお手伝いしてきたつもりですし、

そろそろ家庭を顧みてのんびりさせてくれても良くないかしら…。

もちろんすぐに…なんて言わないけど…。

 

S先生としても奥様に対する感謝の念は深く持っており、

奥様の言い分も百も承知…。

近い内に…とは思うものの中々状況が許してくれず、

時間ばかりが過ぎてしまって…。

 

そんなある日、

奥様にちょっとした病気が見つかり

手術をする事になったのです。

 

そう心配するようなものではなかったものの

S先生は旧知のドクターにお願いし、

手術も無事に終えてすぐに退院…。

 

しかしS先生はあんまりのんびりしていると

いつ何があるかわからないし、

そろそろ実行に移すべきじゃないのか…という

神の啓示のように感じてきて、

還暦になるのを境に今の病院を辞めて

近所の老健の施設長に就任する事にしたのです。

 

週4日の勤務で、金曜、土曜、日曜と祝日がお休み。

残業もなく、オンコールや当直もありません。

QOLは一気に高まり、

奥様との時間も増えて仲良く旅行に行く事もしばしば。

 

もちろん奥様も大変に喜んでくれたのですが、

逆に時間があり過ぎる事を心配もしてくれて

古巣の病院に毎週金曜日に専門外来の枠を持つ事になりました。

 

結果的にはS先生も奥様も大変に満足したキャリアチェンジになり、

大変に充実した日々を過ごされているようです。

 

キャリアはアップするだけでなく、

スローダウンする事でQOLが高まり公私ともに充実する。

こういう事もあるんですね…。

 

 

今回は3つの事例をご紹介しました。

キャリアプランとは仕事ばかりでなく、

やはりライフプランがあってこそであり、

公私ともに充実を目指すべきだと思います。

 

 

ご自身のキャリアプランに悩む先生は、

下記よりお気軽にご相談下さい。

 

アドバイザー

ジーネット株式会社 メディカル事業部 事業部長

小野 勝広(おの かつひろ)
東京都練馬区在住 48歳

医師・看護師の人材紹介事業、

採用支援、クリニックの開業支援を

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